2017年02月23日(木) サンチャゴ巡礼スタート(1日目)
朝6:50の飛行機でポルトへ。
ポルト空港から巡礼開始地点のスペインのトウィ(ポルトガル国境の街)まではバスがあるらしいとのネット情報(ガセ情報か古い情報だった)を頼りにバスを探すと、それらしいのがあります。たむろしている人に、トウィまで行きたいのですが、と聞くとこのバスに乗ってXXXXXで乗り換えなさいとのこと。そうかと安心して並んでいると全然バスが来ない(1時間くらい)。不安になって別の人に聞くと、ある人はそこじゃないと言い、ある人は観光案内所で聞けば?とのご意見。なるほどと思い観光案内所へ。観光案内所があるのを知りませんでした。
先客がいましたがほどなく順番が。サンチャゴ巡礼でスペインのトウィまで行きたいのだがどのバスに乗ればよいか聞くと、非常に丁寧に対応してくれました。結局、そこまでの直通バスはないが、手前のポルトガル側のバレンサというところまで行き、そこから歩けばよい(予定より+4km)とのこと。国境越えも体験できるしと、超納得。そのうえバスも5分後とのこと。なんとラッキーな、 早く聞けばよかった。。。
バスはポルトの町の郊外を抜けて一路バレンサへ。結局ポルトの町は全然見ずじまい。
バスはバレンサの鄙びた(本当に)バスターミナルへ到着。最後まで乗っていたのは4、5名ほど。ひとりポツねん、と取り残され、暫しこれからどうしようかと思案。町の地図なども全く持っておらず右も左も全くわからない状態です。ただ、この町はポルトガル人の道の道中の町なので、とりあえずカミーノ巡礼の道を探すことに。 バスターミナルの建物の中でカミーノ巡礼の道やクレデンシャル(巡礼手帳)を何処で入手できるか聞いたところ、道をまっすぐ登っていったお城?で巡礼手帳を貰えるらしいことが分かりました。そこで言われた方向に歩き始めました。
しかし、行っても行っても全然それらしい建物がなく、さまようこと30分。お城のような建物はまったくありません。教会らしいところにも行きましたが、シーズン・オフらしくカミーノ巡礼のマークがある建物は閉鎖されていました。道行く人にも聞きましたがよくわからず、荷物もありだんだん泣きたくなりましたが、 はたと、さきほど教えられた道の行き止まりが石垣になっていたが、もしかして城壁かも?気を取り直してさきほどの道へ。石垣を迂回して登るとそこは要塞のような大きなお城砦都市跡でした。城壁の中はいろいろな商店や建物があり、まさに城砦都市の様相です。ヨーロッパのお城は規模が違うんですね。お城風の建物を探していた自分がバカでした。思い込みは危ないですね。
人に道を聞いてやっと巡礼手帳を発行してくれる観光案内所 兼 アルベルゲ(巡礼者用宿泊所)に辿りつきました。やったー!やっと巡礼がスタートできます。ここまでが長かった。。。
まず最初に、巡礼手帳に名前や住所、樹齢開始場所などを記入するのですが、ポルトガル語表記なので全くわからず。二人のおばちゃんになんだかんだ教えてもらいながら無事記入終了。2.5ユーロなり。とりあえず最初のスタンプと城壁内の地図をもらい「カミーノ!」というお言葉を背中に受け巡礼スタートです。(「カミーノ!」という言葉は5日間の巡礼中に何十回といただきました。)
ここからサンチャゴ・デ・コンポスデーラまで公式距離は118km。
時間は11:30、気がつけば朝から何も食べてません。まずは腹ごしらえです。無事巡礼開始ができたお祝いにちゃんとしたレストランでお昼をいただきます。セット料金で8.5ユーロ。高いのか普通なのか良く分かりません。
そして、まずは城壁から見えたスペイン側への橋を目指せばよいかと思い街中を進みます。でも道が迷路のようになっていて、アバウトな地図を見てもどこから外へでたらよいか良く分かりません。はたと、黄色い矢印→をめっけ! よく見るとホタテのマークも。これだ、と思いその方向へ細い道を通ると暗いトンネルを抜け橋に出ました。
ポルトガル-スペインの国境を徒歩で通過です。(パスポート・コントロールがないためカウント外)
そして、無事スペイン側へ到着です。そして最初のカミーノ公式道標を発見。サンチャゴ・デ・コンポスデーラまで115.454kmであることがちゃんと書いてあります。ちなみに歩く方向は左です。
スペイン側に入ると迷路のような裏通りを歩きます。地図は持っていません、ただ黄色い道標に従ってひたすら歩きます。まったくオリエンテーリングのノリです。今日の宿(アルベルゲ)まであと12km、ちゃんと着くのか不安になりながらも黄色い矢印→に従って歩くのみです。
町を抜けると畑や雑木林のところを抜けていきます。こんな農道みたいなところでいいのか不安になりながらもひたすら黄色い→に従って歩きます。
また、新しい町に入ってくるとそこは予定したアルベルゲのある O Porrino の町です。
アルベルゲはポルトガル人の道から少し脇に入ったところにありました。ちゃんと案内がでていて分かりやすかったです。
アルベルゲは思ったより近代的な建物で、熱いシャワーも出て清潔でした。シーズン・オフのためかほとんど宿泊者はおらず、私も含めて3名(他に女性2名組)とのこと。2段ベッドがずらっと並ぶ大きな部屋にぽつねんと1人。まあ、こんなものです。
一息ついてから街中へ食事に。でも、夜のレストランは1人では敷居が高いので、いくつもあるBar(バール)へ。とりあえずビールを頼みます(英語が通じないのでスペイン語です。地球の歩き方に頼み方が出ていてラッキー。ちなみに、地球の歩き方にこの町の解説はありません)。すると、生ハムサンドのおつまみが。2杯頼めば結構おなかいっぱい。夕食はこれで完了。
今日は初日の緊張と歩き疲れでシュラフに潜り込むとバタンキューでした。
本日の走破距離: 19.8km
朝6:50の飛行機でポルトへ。
ポルト空港から巡礼開始地点のスペインのトウィ(ポルトガル国境の街)まではバスがあるらしいとのネット情報(ガセ情報か古い情報だった)を頼りにバスを探すと、それらしいのがあります。たむろしている人に、トウィまで行きたいのですが、と聞くとこのバスに乗ってXXXXXで乗り換えなさいとのこと。そうかと安心して並んでいると全然バスが来ない(1時間くらい)。不安になって別の人に聞くと、ある人はそこじゃないと言い、ある人は観光案内所で聞けば?とのご意見。なるほどと思い観光案内所へ。観光案内所があるのを知りませんでした。
先客がいましたがほどなく順番が。サンチャゴ巡礼でスペインのトウィまで行きたいのだがどのバスに乗ればよいか聞くと、非常に丁寧に対応してくれました。結局、そこまでの直通バスはないが、手前のポルトガル側のバレンサというところまで行き、そこから歩けばよい(予定より+4km)とのこと。国境越えも体験できるしと、超納得。そのうえバスも5分後とのこと。なんとラッキーな、 早く聞けばよかった。。。
バスはポルトの町の郊外を抜けて一路バレンサへ。結局ポルトの町は全然見ずじまい。
バスはバレンサの鄙びた(本当に)バスターミナルへ到着。最後まで乗っていたのは4、5名ほど。ひとりポツねん、と取り残され、暫しこれからどうしようかと思案。町の地図なども全く持っておらず右も左も全くわからない状態です。ただ、この町はポルトガル人の道の道中の町なので、とりあえずカミーノ巡礼の道を探すことに。 バスターミナルの建物の中でカミーノ巡礼の道やクレデンシャル(巡礼手帳)を何処で入手できるか聞いたところ、道をまっすぐ登っていったお城?で巡礼手帳を貰えるらしいことが分かりました。そこで言われた方向に歩き始めました。
近代的で快適なバス |
鄙びたバスターミナル。人がいない。 |
しかし、行っても行っても全然それらしい建物がなく、さまようこと30分。お城のような建物はまったくありません。教会らしいところにも行きましたが、シーズン・オフらしくカミーノ巡礼のマークがある建物は閉鎖されていました。道行く人にも聞きましたがよくわからず、荷物もありだんだん泣きたくなりましたが、 はたと、さきほど教えられた道の行き止まりが石垣になっていたが、もしかして城壁かも?気を取り直してさきほどの道へ。石垣を迂回して登るとそこは要塞のような大きなお城砦都市跡でした。城壁の中はいろいろな商店や建物があり、まさに城砦都市の様相です。ヨーロッパのお城は規模が違うんですね。お城風の建物を探していた自分がバカでした。思い込みは危ないですね。
インフォメーションは閉鎖中 |
超のどかな雰囲気 |
まさに城壁そのものです |
城壁の中に教会も |
人に道を聞いてやっと巡礼手帳を発行してくれる観光案内所 兼 アルベルゲ(巡礼者用宿泊所)に辿りつきました。やったー!やっと巡礼がスタートできます。ここまでが長かった。。。
これが観光案内所だ!クレデンシャルを貰える |
遥かスペイン側を望む |
城壁の外側はこんな感じ |
まず最初に、巡礼手帳に名前や住所、樹齢開始場所などを記入するのですが、ポルトガル語表記なので全くわからず。二人のおばちゃんになんだかんだ教えてもらいながら無事記入終了。2.5ユーロなり。とりあえず最初のスタンプと城壁内の地図をもらい「カミーノ!」というお言葉を背中に受け巡礼スタートです。(「カミーノ!」という言葉は5日間の巡礼中に何十回といただきました。)
ここからサンチャゴ・デ・コンポスデーラまで公式距離は118km。
時間は11:30、気がつけば朝から何も食べてません。まずは腹ごしらえです。無事巡礼開始ができたお祝いにちゃんとしたレストランでお昼をいただきます。セット料金で8.5ユーロ。高いのか普通なのか良く分かりません。
そして、まずは城壁から見えたスペイン側への橋を目指せばよいかと思い街中を進みます。でも道が迷路のようになっていて、アバウトな地図を見てもどこから外へでたらよいか良く分かりません。はたと、黄色い矢印→をめっけ! よく見るとホタテのマークも。これだ、と思いその方向へ細い道を通ると暗いトンネルを抜け橋に出ました。
魚の干物の煮込み料理。おいしかった。 |
城壁内のバザール。迷路です |
初めて見つけた道標 |
城壁の外へ通じるトンネル |
ポルトガル-スペイン国境にかかる橋。人は端を渡る? |
ポルトガル-スペインの国境を徒歩で通過です。(パスポート・コントロールがないためカウント外)
そして、無事スペイン側へ到着です。そして最初のカミーノ公式道標を発見。サンチャゴ・デ・コンポスデーラまで115.454kmであることがちゃんと書いてあります。ちなみに歩く方向は左です。
ユーロのマーク? |
初めての公式道標。巡礼気分が高まります。 |
スペイン側に入ると迷路のような裏通りを歩きます。地図は持っていません、ただ黄色い道標に従ってひたすら歩きます。まったくオリエンテーリングのノリです。今日の宿(アルベルゲ)まであと12km、ちゃんと着くのか不安になりながらも黄色い矢印→に従って歩くのみです。
迷路に道標は必須です |
簡易的な道標。よく街中にあります。 |
こんな簡易矢印もたくさん。でも助かります。 |
町を抜けると畑や雑木林のところを抜けていきます。こんな農道みたいなところでいいのか不安になりながらもひたすら黄色い→に従って歩きます。
田舎の雰囲気全開です |
馬まで出てきました |
こんなところにも公式道標 |
アルベルゲはポルトガル人の道から少し脇に入ったところにありました。ちゃんと案内がでていて分かりやすかったです。
雰囲気はあります。。。 |
今日の宿のアルベルゲ |
昔の巡礼の格好をした人形が出迎えてくれます |
アルベルゲは思ったより近代的な建物で、熱いシャワーも出て清潔でした。シーズン・オフのためかほとんど宿泊者はおらず、私も含めて3名(他に女性2名組)とのこと。2段ベッドがずらっと並ぶ大きな部屋にぽつねんと1人。まあ、こんなものです。
一息ついてから街中へ食事に。でも、夜のレストランは1人では敷居が高いので、いくつもあるBar(バール)へ。とりあえずビールを頼みます(英語が通じないのでスペイン語です。地球の歩き方に頼み方が出ていてラッキー。ちなみに、地球の歩き方にこの町の解説はありません)。すると、生ハムサンドのおつまみが。2杯頼めば結構おなかいっぱい。夕食はこれで完了。
今日は初日の緊張と歩き疲れでシュラフに潜り込むとバタンキューでした。
ビールが美味しい! |
本日の走破距離: 19.8km
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