2014年11月11日火曜日

初めての中東、ぼられまくり旅⑫ 祝!38番目の国境通過

2014年11月11日(火) エルサレム→エイラット(イスラエル)→アカバ(ヨルダン)→マアーン (祝! 38番目の国境通過)

 もうイスラエルはお腹一杯です、物価も高いし。

 今日はこの旅における2回目の国境越えです。ヨルダンのビザを持っていない者はエルサレムから一番近いキング・フセイン橋国境を超 えることはできません。最北か最南端のいずれかの国境でアライバル・ビザを取る必要があります。目的のペトラ遺跡は南部にあるので南回りで国境を越えるこ とにします。今日中にワディムーサ(ペトラ遺跡のある町)を目指します。ヨルダン側の情報が少なくて今日中に辿り着けるかどうか判りませんが、どうにかなるでしょ。

 まずは、来る時とは逆ルートでエイラットを目指します。朝7:00のバスに乗り予定っどり11:00過ぎにはエイラットのバスターミナルへ到着です。国境までは公共交通機関がないのでタクシーを拾って目指します。出国側のイミグレーションはチケット売り場のようで、出国料(メチャ高)を払ってものの3分であっけなくバイバイです。荷物など一切見ません。なんとまあ、入国手続きと出国手続きでこれ程の差異がある国は見たことありません。

バゲット バス

イミグレの建物です(簡素だ)

おちゃめ?

まるでチケット売り場

BON VOYAGE

 だあれもいない、ヨルダンとの中間地帯を一人とぼとぼ歩いていくと、ヨルダン側のボロい建物が近づいてきます。2人の係官は話に夢中で私の存在に気づきません。どっちに行くのか?と聞くと、あっち!と答えてお喋りを続ける係官。全く緊張感がありません、だれています。入国もあっけないものでした。アライバル・ビザといってもただの入国スタンプです(無料、シールもありません)。イミグレの建物を出ると、いきなり何もありません。何もない広場にタクシーが客待ちしているだけです。

出ると、遠くにヨルダンの国境が

だんだん近づいてきた

もっと近づいてきた。。。

ゲートが空しい。私一人なんですけど。。。

   ヨルダンのお金がないことに気が付き、両替所を教えてもらって両替です。この両替商がまた、いかにも怪しい商人風。開口一番、『もう使わないだろうからイスラエルのお金頂戴!』などとほざきます。無視してとりあえずUS$20を両替。当然、問答無用のぼったくり両替です。踵を返してタクシー乗り場へ。案の定、アカバ市内まで11ディナール(約1,760円)、いきなりの超ぼったくりです。ワディームサまでは安くしとくよ、なーんてこともほざいています。『ふざけるな!』、とは言ってみたものの、私一人で、代替手段もありません、相手は超強気です。5-6KMの距離ですが、荷物担いで砂漠の道は辛いです。毒付きながらも泣く泣くお支払です。案の定、10分チョットでバスターミナルまで到着。運転手はしゃあしゃあと、『チップ頂戴!』とほざきます。『ふざけるな、ぼったくり野郎!』と叫んだのは言うまでもありません。


 アカバのバスターミナルに着くと、タクシーのおやじたちがワディムーサに行くのか?と口々に聞いてきます。俺はバスで行くんだ、というと、今日はもう無い、と言います。いつもの嘘つきパターンです。普通の人にも聞いたのですが、どうも本当に無さそうです(英語とアラビア語の会話なので通じているか不明)。ここではたと、途中の町、マアーンまで行けないかと思い、『マアーン』といったところ、動き始めた目の前のミニバスを皆が指差します。大急ぎで乗せてもらって、事態は急展開。マアーンでどんなところでしょう。普通の日本人は絶対に行かないところだと思います。

シナイ半島と同じだ。。。

車もあまりいない

景色があまり変わらない

 走ること2時間、辺鄙なバスターミナルに到着しました。バス代を払ったら全くの無一文。地図がないので右も左も全くわかりません。その上、人もほとんどおらず閑散としています。さすがにちょっと途方に暮れました。
 すると、どうしたのー?という感じで、ニヤニヤしながら遊び人風の兄ちゃんが近づいて来ます。たかられるのを覚悟して、この辺にATMがあるか聞きます、が理解されず。ただ銀行はわかったらしく、任しとけ、という感じで案内します。確かに銀行に連れて行ってくれました。ATMがあるかと思いきや、併設されておらずがっかり。為念でカードを出してお金を引き出す仕草をすると、なんと理解してくれてATMを発見!VISAデビットカードを挿入すると、あーら不思議、ヨルダン・ディナールをゲットぉ~!!! このあといろいろありましたが、1ディナールで兄ちゃんとはバイバイ。売店でホテルの場所を聞いて無事チェックインできました。(注:バスターミナルの売店の兄ちゃんがスマホで英語とアラビア語の翻訳をしてくれ筆談?した。文明の利器はすごい!売店の兄ちゃん、水1本買っただけだけどお世話になりました)。

安宿の入り口

共同シャワー・トイレの安宿。ツインルームです。

 部屋はぼろかったですが、まあこんなものでしょう。シャワーを浴びて早速街歩きです。鄙びた街ですがいろろな店があります。甘味屋などは結構手作りで充実しています。と、何か店のまえにぶら下がっているものがあります。な、な、なんと、ラクダの首がぶら下がっています!!! 店先の首は、ラクダの肉が入りました、のサインだそうです。町中を歩くと、あちらこちらにたくさんあります。飾り物をしているものとかいろいろあって面白いです。ある店で首を眺めていたら、『茶でも飲んでいけ!』、ということで、お茶をご馳走になってしまいました。シュワルマの店にいったらオマケしてくれました。結構この街、好きになりました。
 
鄙びた街並み。。。

何か店先にぶら下がっています。

ラクダ君だぁ

こっちは飾りがありま~す!

こっちは香草?

ラクダ牧場。この子たちが・・・?


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