今日は念願のワット・プーを尋ねる日です。昨年、日程の関係で断念している世界遺産です。遺跡はあまり興味はないのですが、ワット・プーの宮殿が基点となってアンコール・ワットへの道が作られているそうです。それがどんなものかちょっとだけ見ようと思っています。
昨日到着が遅くなりパクセのコーヒーを飲めなかったので早起きして有名どころのコーヒーを飲みたいと思います。お決まりのタラート・サオ(朝市場)を見学後(たいしたことなかった。新しい市場が活況か?)、デルタコーヒーというお店に行きました。まあ、何の変哲のない普通のコーヒーです。しかもあまり美味しくありません。自家栽培を売りにしているようですがいまいちですね。この辺で栽培されているのはロブスタ種だったか安物の種類で、ブルマンとかの高品質種と違って深く炒って濃く出してコンデンス・ミルクをたくさん入れることで独特の美味さしくなっていると思います。素の味で勝負できるものとは思えないのですが、どうなのでしょうか。まあ、いずれにしろ高いし、二度と飲まないでしょう。
【写真1 デルタコーヒー&バゲット】
仕方なく通りすがりのベトナム料理店のコーヒーで口直しをしていざ出発です。通りに出てトゥクトゥクを拾ってチャムパサック行きのバスが出るタラート・ダーオファンを目指します。ところが連れて行かれたのがソンテウ乗り場でした。アジアでは乗り手の意思がそのまま通じるとは限りません。交通の担い手がベストと思ったところに乗客は連れて行かれます。ザライのバスターミナルの件もそうでした。こちらの意図に反して予想外のところに連れて行かれます。こちらは訳が分からなくなり迷惑千万なのですが、彼らはそれがベストで顧客指向と思っているのでしょう。確かに今回も予定より40分くらい早くチャムパサックに着きました。でも、目的のゲストハウスを通り過ぎて中心からかなりはずれてしまったため、1KM以上荷物を背負って歩く羽目になったのです。ソンテウとゲストハウスとの間で取り決めがあるのでしょうかね?
【写真2 ソンテウ】
1KM以上歩いた甲斐もあり、目的のGHはメコン川正面でエアコン/ホットシャワーかつ清潔な部屋で文句なしの部屋でした(1,500円強と高めですが)。テラスの向こうにはまさにメコン川がとうとうと流れています。宿泊客は私以外全て西洋人で、皆さん5~6百円の安い部屋に泊まってます。皆さん結構固いです。
【写真3 テラスからメコンの流れ】
落ち着いたところで、自転車を借りてワット・プーへ突撃です。帽子、長袖・長ズボンと完全装備で対応しています。ガイドブックでは片道1時間とありましたが、まったく正しく行きに55分かかりました(休憩時間除く)。灼熱地獄の中を長袖・長ズボンで約1時間の自転車こぎはある意味長距離バス以上の苦行でした。でも、ワット・プーの本殿から見るチャムパサックは素晴らしいものがあります。ワット・プー自体はツアーの団体客で思ったより人がいました(と言っても延べで3~40人くらいですが)。西洋人が最も多いですが中国人もグループで来ているようです。日本人らしい単独女性も2人見かけました。いずれも中年東洋人の私を忌み嫌うように無視してさっさと行ってしまいました。
【写真4 本殿からワット・プーおよびチャムパサックを一望】
【写真5 アンコールワットへの基点となるナンディン宮殿】
帰りはもうへろへろ状態でやっとの思いで宿に辿り着きました。時間は行きと変わらず1時間程度。水を2リットル以上は飲んでいるのですが全くおしっこが出ません。その上、帰り着くやビア・ラオを1本あおったのですがまだ飲み足りません。そして熱中症でしょうか、頭がガンガンしてくるしてくるし、大変なめに会いました。いい歳なのですからバイクくらい借りて行けばもっと楽だったのに。ガイドブックも自転車で簡単に行けるような記載をしてますが少し罪ありますよね。
【写真6 お世話になった自転車】
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