早朝まで豪雨と雷が続きました。雨季の始まりなのでしょうか。
今日は国境を超えて一気にプノンペンまで移動します。到着予定は18時30分とのことですが実際は何時間かかるか分かりません。カンボジアではいつもろくなことがないのでちょっと憂鬱です。集合時刻の8時前にに船着場に行くと三々五々西洋人がバックパックを背負って集まっって来ます。その中に1人日本人らしい中年男性がいました(私もそうなのですが)。頭は額から頭頂にかけて禿げていてウエストは100cm?くらいの典型的メタボ体型、身なりといえば白い下着の半袖丸首シャツ、ずり落ちたカーキ色のズボン、そこから縦じまのデカパンが1/4くらい見えています。そして手には黄色いキャリーバッグ。東洋人、中年というだけで珍しい存在なのに、全く島の雰囲気からして浮いた存在です。”あまりかかわりたくないな・・・”思わず心の中で呟いていたました。
時間になると特にトラブルもなくすんなり船に乗れ、対岸のナカサンへ。ここでグループが2つに別れます(運行会社別)。ここで例のオジサンが同じグループになり、ほどなくして話しかけています。やっぱり日本人で、話して見ると格好ほど変な人ではありませんでした。こんな所に一人で来るのですから多少変わってはいますが(人のことは言えません)。待つこと1時間弱、やっと出発です。1時間も走らないうちに国境です。ここは昨年通過しているので特に感慨はありません。ただ、賄賂が酷くなっています。ラオス側、カンボジア側、合わせて5ドルも取られてしましました。こういうのは最近珍しいですけどね。
【ラオス側 イミグレ】
【カンボジア側 イミグレ】
あっという間に国境は通過するのですが、バスが来ません。仕方ないので売店に座って缶入りレッドブル(強精剤)を飲みながらボーとしてます。
【国境の売店】
ほどなく我々のと思われるバスは来ましたが、運転手がどこかにいってしましいました。結局、国境で2時間ほど休憩し、12時半にやっと出発です。朝からまだ1時間しか走ってないんですけど・・・、先が思いやられます。
【カンボジアのバス】
カンボジアのバスは思いの他まともなバスで、エアコンは効くわ、リクライニングは壊れていないわ、椅子の中綿は出てないわ、で合格です。また、道路もかなり改善されているようで穴ぼこ徐行はほとんどなく快適に飛ばします。たまたまバスの隣が東洋人の女性だったのですが、これがなんと中国人女性でしかも日本語ペラペラ。東莞(広州と深せんの間の町)の日系企業で働いていたそうです。そんなこんなしているうちに周りが暗くなった頃シェムリアップとの分岐点に到着、例のオジサンと中国人女性とはここでお別れです。プノンペン組は7~8人で寂しい限りです。そして2時間くらい走ったでしょうか、大通沿いの暗い広場で停車、着いたとのことです。時計を見ると8時40分、どうもプノンペン市内には入っていないようで場所は皆目見当がつきません。バスを降りるといつものようにバイタク、トゥクトゥクの運転手が群がります。バイタクで4ドルと完全なボッタクリです。1~2ドルが相場と思いますが場所がわからないので強気になれずバイタク3ドルで握り、セントラルマーケット近くの宿を指定して走り出します。走り出して30秒でやられた!と思いました。バスはプノンペン市内への入り口となる通称・日本橋から500mくらい手前に止まったていたのでした。これなら1ドルの距離です。まあ、歩ける距離ではないので諦めの境地でいたのですが、橋を渡るとバイクが左に曲がりトンレサップ川沿いを走ります。方向が違うと何度も叫んでも無視します。すると、とあるGHの前で止まり、ここが私の指定した宿だとシャアシャアと言ってのけます。彼は提携しているGHに最初から連れてくる積もりだったのです。確かにプノンペンが初めてであればすでに夜の9時近いし、これから宿探しすることを考えたら我慢するところでしょう。でも私は目的の宿があるし、プノンペンの地理は分かっています。ここで私は完璧に切れました。バイタクの運転手をバカ・アホ・マヌケとさんざん罵倒し(まわりに人垣ができました)、宿の方向に歩き出しました。もちろんお金は払いません。すると運転手はバイクで後ろを付いてきて、「マネー、マネー」としつこく食い下がります。罵倒したり無視したり300メートルくらい来たでしょうか、相手が「1ダラー」と言ってきたので、逆切れされても困るので1ドル渡してバイバイしました。カンボジアで切れて怒鳴り散らすのはこれで3回目です。他の国では切れることは無いのですがね。
ほうほうの体で目的の宿にたどり着き、いつもの中華食堂でメシを食いアンコール・ビールを飲んでやっと落ち着きました。メシ代をドルで払いながら何故カンボジアは何でもドルで払うのだろうと考えてしまいました。1ドル=4,000リエルという相場は固定です。私はリエルに両替したことがありません。リエルをもらうのはいつもドルのお釣りだけです。国民はリエルを信用いていないのですかね?このまますぐ寝るのもなんなので、夜のバービア探検に行ってきました。トンレサップ川に近いエリアに何軒もその手のお店があり、結構綺麗どころが揃っていました。さすがに疲れていたので今日は見るだけで退散です。
【バービア街】
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