2012年1月27日金曜日

1ヶ月の休暇 第22日(インド・バラーナシー) 29番目の国境通過

2012年1月27日【スノウリ→バラーナシー】
【祝!】3つ目の新国境通過!(④スノウリ(ネパール/インド)国境~オープンボーダー)
※白タク300Km激走、その後宿を求めてバラーナシーの迷路を激走、の巻

朝起きたら凄い霧、20M先がかすんで見えます。今日からインド再突入です。また、ウソつき連中とやり合うかと思うと気が沈みます。ましてや昔から悪名高いスノウリ国境です、ただで済むとは到底思えません。その上、まだ咳・痰に苦しめられ頭痛もします。まだ体調は思わしくありません。でも、いつまでもこんな環境の悪いところにいれません、いざ出発です。
(霧のスノウリ)
昨日下見をしたとおり、難なくネパール出国、インド再入国(2回目)を果たしました。インド側でのいじりを期待したのですが、オープン・ボーダー(イミグレもオープン・エアだが)なためかほとんどいい加減です。やる気があるのかないのかこの親父連中は。。。
入国スタンプが押されるやいなや、「ジャパニ!、ドコイク、トモダチ!」3~4人怒涛のごとく押し寄せてきます。「うるせー、わしゃぁ、バナラシじゃぁ~!」。「バナラシ、バスアルヨ、950Rsネ!」「このウソつき野郎、350Rsだろうが、ボッタクリ野郎!」「ウソツカナイ、デラックス・バスネ!」「どれじゃー!」「バスコレネ」「うそつき野朗、ぼろバスじゃねえか!」「ジャパニ、コノバス10Hourカカルネ、ツイタラヨルダヨ。タクシーハヤイ、6Hour、1,200Rsネ(約1,920円)」
確かに途中で乗ってきたり降りたりを繰り返すツーリスト・バスでは何時に着くかわかりません(※ツーリスト・バスとは座席が確保される長距離のローカル・バスのことを指すことを学習済)。1台1,200Rsは安すぎるので同乗者を確認すると2人の西洋人がいるとのこと。確かに荷物もあるし本当に2人同乗することを確認し値切って1,000Rsで交渉成立。ジャスト8時にバナーラシーへ向けてレッツゴーです。ところがどっこい、かの西洋人(ドイツ人)は2時間後途中の鉄道の街ゴーラクルプであっさり下車、がっちり握手をしてバイバイです。さて困った、運転手と2人になり変な緊張感の中2時間、やっとVanarasiの交通標識が。。。「Vanarasi 164Km」なにー?4時間走ってまだ160キロもあるの?全部で200Kmはないと思っていたのですが、よくよく地図を見ると300Kmくらいあるではないですか。さすが、インドは広い!しかしです、”いくらインドの物価が安いといってもTAXIで300Km走って1,000Rs(1,600円)はないだろう、最後に揉めるだろうな、エージェントから領収書ももらってないし。。。”、周りの景色も目に入らず頭の中は着いた時どうするかのシミュレーションがぐるぐる廻っています。そして、2時間後、ラッキーにもイスラムの4人家族をピックアプ、そのままバラーナシーまで同乗です、ここはイスラム家族と同タイミングで下車するしかありません。運転手と2人になったら何処に連れて行かれるかわったものではありません。イスラム家族が降りるというところで、運転手の制止を振り切り下車、運転手がどうしても100Rsチップくれというので、仕方なくあげてバイバイです。
(途中休憩。これぞ素焼きのチャーイ、2ルピーなり)
(白タク)
全く道がわからないのでオート・リキシャーでガートの中心、ダシャーシュワメード・ガートを目指します。まず、この付近の宿をあたろうと思っています。ガートに向かう途中はもの凄い渋滞、1時間で4Km進みません。なにやら明日からお祭りのため人が多いのだそうです。あと数百メートルのところで結局オート・リキシャーを諦めてガート目指して歩き始めます。すると物凄い人だかりの中を、「ジャパニ!、ドコイク、イイヤドアルヨ!」と何故か何人も日本語で話しかけてきます。「うるせー!嘘つき野朗ども!」蹴散らしてズンズンとガートに向かうがなかなか着きません。嘘つき野朗どもが「コッチ、コッチ!」と案内人気取り。そこで周りの人にどっちがガートか聞くと、うそつき野朗どもの方向を指すのでそっちなのか。。。ととりあえず付いていきます。それがなかなか着かない(これは嘘つき野朗どもの作戦)、そのうち「宿を見るだけ見て、近いから」といい、まあ見るだけならと思いきや、薄暗い路地を15分も引きずりまわされてろくでもない宿へ着きます。いかにもインドらしい薄汚い部屋で却下。「ガートはどこだ、ガートは!」と切れて叫ぶとしぶしぶ5~6分分もかけて案内(これがまたも作戦、本当は1分で着く)。やっとガートとご対面、いきなり火葬場、マニカルニカー・ガートです。白い布ににくるまれた遺体がまさにこれから火葬になるところ、既に灰になっているもの、など様々です。どっこい薄暗くなってきたので早く宿を確保せねば、と何処からとも無く「ジャパニ、ナニサガシテル?」との掛け声が。「プジャ・ホテルを探してる」、というと「コッチ」とさっさと案内していきます。こうして目ぼしいホテルを何軒も荷物を背負って坂道を上へ下へ。。。結局ろくなのがなく最初の宿にしかたなくチェック・イン。悔しいかな、地理がわからないことにはこの迷路は手も足も出ません。ガイドが意図的に引きずり廻しているいるのは分かるのですが、自分で歩かないことには全くダメです。
(オートリキシャ)
(人で溢れかえる通り)


(今日もチキンカレーとラッシー。いまいちの味。)





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