2014年11月1日土曜日

初めての中東、ぼられまくり旅②

11月1日(土)カイロ

 今日はピラミッドを見に行きます。

時差が7時間あるので調子はいまいちですが、まあ見学くらいなら問題なさそうです。無料の朝食をいただき(写真が典型的なエジプトのホテル朝食だそうです)、いざ出発です。

質素な朝食。無料なので文句は言えません。

  ギザのピラミッドまで行くバス乗り場まで歩いていきます。やはりバスNo.はアラビア数字。意を決して10分でアラビア数字を覚えました。これ、意外と簡単に覚えられます。これが後で非常に役立ちました。バスターミナルの中を探しても目的のバスNo.が書いてありません。仕方なく係員に聞くと、「アウトサイド」だそうです。結局、バスターミナルの外側の道路に止まるらしいということが分かりました。これって物凄く難度が高いです。つまり、6車線くらいある道路を眺めて、アラビア数字のバス番号を識別し、瞬時にバスに合図を送って停車させ、押し寄せる車の間をすり抜けながらバスに乗るというものです。(バスは道路の端を走っているわけではありません)。結局20分くらい待ったところでバスが来て、たまたま降車する人がいて止まってくれたのでどうにか乗れました(車にひかれそうになりましたが)。


裏道は意外に緑が多い

バスターミナル。文字が読めません。

ギザのピラミッド行きバス

 バスはエアコン付きで空いておりゆったり座れて快適です。途中、乗客はどんどん降りていき最後のピラミッド入口では私ひとりに。一般のバスで行く人などほとんどいないようです。まあ、観光客がこんな難易度の高いバスに乗る訳はないですね。

ピラミッド入口(バスの終点)

ピラミッドまでひたすら歩く(登り坂)

ラクダ広場

ピラミッド側からギザの町を望む

  シーズン・オフからなのかあまり観光客は多くなく、ガイドやラクダの客引きもあまり煩くありません。学校の修学旅行のような子供の団体が多いくらいです。子供は何故か外人を見るといきなり、「ホワッチュア・ネーム?」と聞いてきます。一人や二人ならよいのですが、何十人にもやられると閉口します。また、一緒に記念写真を撮ってくれとか、中には自分の写真を撮ってくれという、訳のわからない子供もいます。ピラミッドは思ったより広くなく直ぐに全体を回れました。遺跡はやはり性に合わず午前中だけでお腹一杯です。

ポーズをとる地元民

ひとつ一つの岩は結構大きい

中くらいの

道は舗装されている

なぜか撮ってくれとせがまれた

ちっちゃいの

ラクダ

3つ揃い踏み

ポーズをとる人々




こちらの女の子はノリがよい!

楽するな!(私は歩いた)

楽するな!②

なんかの遺跡入口(鍵かかってる)

言わずと知れたスフィンクス

修学旅行軍団に襲われた。。。(強制写真を撮られた)

お約束のビュー・ポイント

この格好で世界一周しているという大学生、偉い。

 ここで問題発生、カイロ市内へ戻るバスが1時間待っても来ません。どうなっているのでしょう?
仕方なく、意を決して行先不明の超ローカル・バスに乗り込みギザの市街を目指します(方向が合ってるバスをチョイス)。たまたま逆ナンパしてきた女子学生に聞いたところ、ギザ駅を通るとのことで一安心。結局降りるタイミングを少し失敗しましたが、どうにかギザ駅に辿り着き事なきを得ました。「地球の歩き方」にはこのルートの説明はないですが、絶対こちらのほうが便数が多いしメジャーだと思います(地元の人はこちらを利用しているし、おススメです)。

バスが来ないのでお茶してます

バスの運転手が何故か「サムライ・ブルー」

 カイロ市内に戻り、明日のダハブ行の夜行バスのチケットを購入、時間があったので考古学博物館へ。例の、ツタンカーメンの黄金のマスクがあるところです。入場料がちょっと高いですが奮発しました。

地下鉄

ここでは地上を走っている

エジプト版 優先席表示(パクリか?)

バスのチケット売り場

xxxxバスターミナル

バスターミナル外観

これを右折するとバスターミナル入口だ!

  閉館まで2時間あるのでゆっくり回り、最後にツタンカーメンを見るルートにしました。ここで大問題発生!閉館1時間以上前にツタンカーメンの処に着いた ら閉まっていて入れません。なんと、冬時間で閉館が1時間早いらしいとのこと。でも、まだ閉館まで15分あるじゃないかと食い下がり、何とか入れてもらい 事なきを得ました。結局、私一人かぶりつきでツタンカーメンのマスクと対峙してきました。満足、満足。

考古学博物館

書生

うーん


うーん②

ツタンカーメン(鍵かけられて悔しいから撮影した)

 さて夕食ですが、中々適当なところがなく困りましたが(レストランは超高いし、税金・サービス料をとる)、シュワルマの店を見つけました。値段も妥当でよかったです。カイロの人たちは酒は飲めないので、食事の後はお茶と水パイプで時間を潰すようです。ダウンタウンの真ん中に道を潰したカフェがたくさんあり(本当に凄い)、皆街頭テレビやおしゃべりをしていました。(結構涼しいor寒い)ですが。もちろん酒など売ってません。疲れたのでお茶で休憩です。でも迂闊でした、支払いでぼられました。。。最初に値段を確認しなかった私のミスです。ティーバック紅茶に10ポンド(160円)はあり得ません。ちょっと悔しい。

これがシュワルマ、だ!

お店

ビーフ・シュワルマ(大)



2014年10月31日金曜日

初めての中東、ぼられまくり旅①

(プロローグ)

 突然ですが,会社を早期退職することにしました。有給消化のため延べ18日間放浪することに。急に決まった話なので慌てて行先を決め、チケットの手配をしました。行先はエジプト、イスラエル、ヨルダン。馴染みがあまりないところです。直前にエルサレムで自爆テロもあり安全性に一抹の不安も。
 当初の予定ルートは以下の通り。カイロからアンマンまでは全て陸路移動。(★1,2 は新国境)

10月30日(木) 成田→(カイロ)
10月31日(金) ・・・→カイロ
11月 1日(土) カイロ
11月 2日(日) カイロ
11月 3日(月) カイロ→ダハブ(シナイ半島)
11月 4日(火) ダハブ(シナイ山ご来光登山)
11月 5日(水) ダハブ
11月 6日(木) ダハブ→★1 エイラット(イスラエル)
11月 7日(金) エイラット→エルサレム
11月 8日(土) エルサレム(⇔死海)
11月 9日(日) エルサレム(⇔ベツレヘム)
11月10日(月) エルサレム
11月11日(火) エルサレム→エイラット→★2 アカバ(ヨルダン)→ワディームーサ
11月12日(水) ワディームーサ
11月13日(木) ワディームーサ
11月14日(金) アンマン
11月15日(土) アンマン→(成田)
11月16日(日) ・・・→成田


10月30日(木)、31日(金)成田→アブダビ→カイロ

 いつものように仕事を終えて夜の成田へ。今日はエディハド航空でアブダビ経由カイロへ行きます。エディハド航空は初めてでどんなものかと思いましたが、思いのほか快適でした。食事もサービスも普通以上です。そして予定通りカイロへ到着です。

経由地のアブダビ空港

近代的なアブダビ空港

機内食はまあまあです

スクリーンが大きい(画面はカイロ空港)
 
 問題はここからです。
入国でアライバル・ビザがUS25ドルに値上げになってます(最初騙されているかと思いました)。入国自体はスムーズでしたが税関がド渋滞!通常入国時の税関はほとんどノーチェックのはずですが、エジプトでは客を信じてないようです。早く街に出て宿を確保したいのですが、結局30分かかりました。そして、無料シャトル(オンボロ・バス)で市内行きバスターミナルまで行こうとしたのですがここでもド渋滞。同じく30分全く動かずどんどん時間が過ぎていきます。警官が交通整理を始めてやっと動き出す始末です。やっとバスターミナルに到着すると、あらビックリ!数字も含めて全てアラビア文字の世界。ちょっとなめてました。仕方なく目的の場所名連呼でどうにかダウンタウンの駅まで行くバスをゲット。先が思いやられます。。。

Customが大渋滞

カイロ空港の外観

ラムセス駅行きのマイクロバス(全く読めません)

  運転手に駅で降りることをアピールして乗車。このバス、やや高いですが全員座れるバスでラッキーでした。余裕こいてカイロの街を眺めていました。小一時間たった頃でしょうか、半分くらいの人が降りていきます。どうも雰囲気が何かのターミナル臭いのでラムセス駅かと聞くとやはりそのとおり、危ない危ない。しょぼいマーケットになっているので写真を撮ろうとすると、おっさんがすごい剣幕で怒ってました、何ででしょう?

駅前のマーケット

ラムセス駅(中央駅)

カイロの地下鉄

 駅から地下鉄に乗ってダウンタウンの中心へ行きます。が、何故か目的の駅を素通りしてナイル川の中洲の駅まで地下鉄止まりません。結果、はからずもナイル川と初めてのご対面となりました。とてつもなく川幅が広いイメージを持っていたのですが、荒川や利根川と変わらないように思いました。こんなもんなのでしょうか。

ナイル川の橋

ナイル川①

ナイル川② 中洲があるとはいえ広くない。。。

カイロのダウンタウン
 
荷物背負って一駅分歩き、宿探しの開始です。街自体が古いので、なかなか安くて清潔な部屋が見つかりません。やっと5件目で窓が大きく床も清潔なところが見つかり、カイロの拠点ができました。ここ、ベッドが3つもあるのですが、いいんですかね?ところでこの宿、エレベーターが凄いんです。ドアを手で開けるのです。怖いのは乗り降りしている最中に他の階から呼ばれたらどうなるの?ということです。試しに内側のドアが開いている状態にしてもエレベーターは動きました。ロックされていないようなので怖いですね。

安宿の入り口

清潔な部屋。グッドです。

超レトロなエレベーター

中はこんな感じ