2013年4月30日火曜日

何が悲しくて・・・、インド五たび⑨

 
2013年 4月30日(火) 後半
アンジュナビーチ(⇔オールド・ゴア(世界遺産))

 次は道路を渡って向こう側にある聖フランシス教会です。ここは教会と美術館があります。ここの教会も立派でシャンデリアなども凄いです。椅子 がいっぱいあるので休むのに丁度よいです。中は涼しいので暫し休憩。観光客を見ていると、本当に東洋人は少ないですね。まあ、物好きでなければわざわざこ んなインドの西海岸まで来ないでしょう(ムンバイからも遠いし)。気を取り直して2つある美術館へ。最初のほうは、何じゃこりゃあ!というレベル。田舎に よくある適当に古いものを雑然と並べただけのもの。女の職員たちも全くやる気がありません。人をチラ見してメールばっかりやってます。10ルピー損しまし た、即退散。折角なのでもう一つのほうもとりあえず入ってみました。ところが、こちらの2階は凄かった。歴代のゴアの総督の肖像画が何十と壁一面に飾って あり壮観です。教科書でも見たあの、バスコ・ダ・ガマの本物がありました。その肖像画はキャンバスではなく板に書かれているのですね。んー、これは来た甲 斐がありました。入場料10ルピーだし。暑くてもう限界なので退散です(ここはエアコンなし、扇風機のみ)。

シャンデリアがでかい!
人をおちょくってるのかい?
  
なんじゃこりゃあ・・・
この美術館がすごい!撮影厳禁だぁ!(残念)

 帰り道、マプサでバスの乗り継ぎが悪かったので裏の市場を冷やかしました。結構商品は豊富なようです。クソ暑い中絶対買いそうもない私に向かってオバサたちが魚の干物をしきりに勧めてきます。腹も減ったのでちんけな食堂でベジ・ミールス(野菜カレー定食)、安いです。
よくある市場で和みます
果物は豊富
みんな手で食べるのですぅ ベジカレーで決まり。

  夕方アンジュナ・ビーチに行くと、岩の上に祭った祠(?)のペンキの塗り替えをしていました。終わると皆で火を焚き、アーメンとやってました。それから南 のほうへずうーと歩きました。こちらは砂浜も結構ありいろいろなお店もありました。有名なゴアのパーティーのお誘いもあちこちから声がかかります(これは お店主催のパーティーらしい。決してマリファナ・パーティーではない、と思います)。やっぱり季節が悪いのかどのお店も空いていて、浜辺で遊んでいるのは 外人(西洋人)よりインド人のほが多いです。だいたい土地勘もできてきました。まあ、もう一度来るかわかりませんが。
昼間かおおっぴらに飲めるのはゴアだけ!
アンジュナビーチ(北側)
掃除をする信者
飾り付けをする信者たち
お祈りの時間です
ずうっと祈ってます、アーメン。

何が悲しくて・・・、インド五たび⑧

4月30日(火) 前半
アンジュナビーチ(⇔オールド・ゴア(世界遺産))

今が旬のマンゴジュースは絶品

今日は世界遺産とやらのオールド・ゴアに行ってきます。朝から旬のマンゴージュースはとても美味しいです。ちゃんと朝ごはんも食べたのでいざ出発です。まずパナジまで行きオールド・ゴア行きのローカル・バスに乗り換えます。昨日とは全く逆方向に向かいます。途中ヨーロッパ調の大きな建物を過ぎたところで車掌が「おまえここで降りるんだろう!」と教えてくれました。なるほど、先ほどのが世界遺産なのでした。インドの車掌は結構親切です。建物を行き過ぎているので少し道を戻りますが、めちゃくちゃ暑いです。たぶん40度は行ってると思います。まずはボム・ジェス教会。なんと庭にあの、フランシスコ・ザビエルの像が・・・。教科書にも載っている、ザビエルはげの元祖です(失礼、バチあたりな)。この教会に遺体が安置されているようです。結構みんな花を捧げたり、記念写真を撮ってはしゃいでいます。教会の中へ入るとととても立派です。ヨーロッパの教会(たとえば、ミラノのドゥオーモー)にも引けをとらない荘厳さがあります。中では多くの人が賛美歌を歌ってました。世界遺産とはいえもちろん現役の教会で、入場料もありません。正面突き当たり右側にザビエルの遺体がありました。棺の中は良く見えませんでしたが、教科書でお世話になったので10ルピーばかりドネーションしました。アーメン。


アンジュナビーチのバス停(海岸から離れている)
ボム・ジェス教会
ザビエル像に群がる人々・・・
教会の中。賛美歌を歌っていた。
ザビエルザビエル
イざイざイざ
説明を追

2013年4月29日月曜日

何が悲しくて・・・、インド五たび⑦

4月29日(月) 後半
ゴア(パナジ) →バスコ・ダ・ガマ →アンジュナビーチ

 バスに揺られるこ と40分、バスコ・ダ・ガマはヨーロッパ調の小奇麗な港町でした。バスは鉄道駅から延びる並木道に止まりました。鉄道駅まで綺麗な並木道を歩いて5分あま り、チケットは呆気なくゲットできました。外人専用窓口でもないのに訳が分かりません。これでどうにかチェンナイまで辿り着けます。チケットが入手できた ら急にお腹が減っていることに気がつきました、時間は既に午後3時を回っています。適当なお店に入って前の人のを指差しオーダー、合わせてペプシコーラも 頼みます。食事と言うよりはおやつという感じでしたが、逆に丁度良かったかもしれません。これからアンジュナ・ビーチまではローカル・バスを3つ乗り継ぐ 必要があります。まあこれが一番の観光かも知れません。宿に戻る頃にはローカル・バスにも乗り慣れていました。

いざ、バスコ・ダ・ガマへ!
バスコ・ダ・ガマ市内の並木通り
バスコ・ダ・ガマ駅
皆が食べているおやつセット?

途中、パナジの町を散策します。有名なパナジ教会は見なければ、と疲れた体に鞭を打って暑い中を歩きます。確かに綺麗ですね。途中にもヨーロッパ調の建物がいつくか見れました。なお、ここではポストは赤いのですね、初めて知りました。

パナジ教会
欧風建物。。。
郵便局とポスト

 宿に戻るとアンジュナ・ビーチを とりあえず見てみることに。岩場が多いとガイドブックにありましたが、本当に岩だらけです。昔は西洋人がトップレスで闊歩していたとのことですが、全く想 像できません。海辺の高台にあるみやげ物屋を覗くと、「ニッポンジン?」はまだ良いのですが、子連れの女性が「モウカリマッカ?」「アキマヘンワ!」と、 誰が教えたのか何故か関西弁の日本語です。オヤジにいたっては「ハッシッシあるよ!」とド真ん中を投げ込んできます(もちろん麻薬など買いません)。怪し いレストランではこれまた怪しいニイチャンが手招きをして「ジャパニ、ドコカラキタ(英語)、オレ、ライシュウオオサカニイク」などと嘘八百を延々喋りま す。そして挙句の果てに「オマエ、エイゴヘタスギ。モットセイヨウジントシャベラナイトダメ」とインド人に説教をくらってしましまいた。大きなお世話だっ ちゅうの(これも古い)。

アンジュナビーチの鄙びた露天街
大西洋に沈む夕日
海岸沿いの露天。日本語が飛び交う。

何が悲しくて・・・、インド五たび⑥

4月29日(月) 前半
ゴア(パナジ)→アンジュナビーチ

 朝5時半、パナジのバススタンドに到着、車掌に叩き起こされます。外はまだ真っ暗、身動きができません。暗闇に目が慣れてくるとバススタンドにたくさん人が寝ています。6時を過ぎると明るくなって色々なバスも出発していくようになります。さてどうしたものか、ここの2階の鉄道予約センターは8時にならないと始まらない。あと2時間待つのも退屈なので、まずはビーチに行くことに。マプサ経由でアンジュナビーチに行くことに決めました。朝7:30にはローカルバスを2本乗り継いでアンジュナ・ビーチに到着。ところが、こんな時間から客引きがいるものです。でも案内されて部屋はひどく、却下。バス停からふらふら歩いていくと小奇麗なロッジが。聞くと部屋は空いており非常に綺麗で明るくグッドです。一泊500ルピーのところを400ルピー(約760円)に値切って投宿。インド人相手に直ぐ値切れるなんてやっぱり今はシーズン・オフなんですね。
マプサのバスターミナル
部屋はとても綺麗(暑いけど)
アンジュナ・ビーチ(岩礁地帯)

シャワーを浴びて髭を剃り、しっかり朝食を摂ってからいざ鉄道チケットをゲットすべくパナジに逆戻りです。パナジのバススタンドの2階の鉄道予約センターはそれはそれは怪しい場所にありました。人もまばらですがちゃんとチケットを売っているようです。でも買い方がわかりません。回りを見ると皆が黄色い紙切れを持っています。それ何?と聞くと、あの窓口で買うのだ、と教えてくれました。10ルピーなり。一緒に予約のアプリケーション・フォームもくれます。よく見ると黄色い紙には番号が記入されており、それが電光掲示板の呼び出し番号になってました。なるほど、有料の整理券といったところでしょうか。直ぐに順番が来て予約フォームとパスポートをを提示すると、窓口のおやじが暫く画面とにらめっこをして、おもむろに『おまえは外国人か?ここではチケットは買えない』と、とんでもないことを言います。ガイドブックにはここで買えることになっています。でも、続けて『バスコ・ダ・ガマなら買える。この予約フォームを持って直ぐ行け!』と言います。訳がわからず何回も念を押して確認します。結局、予期せぬ展開でバスコ・ダ・ガマまで行くことに。
はっきり言って怪しい。。。この上がチケットセンターだ!
買う人はまばら。。。
チケットの買い方説明がある

2013年4月28日日曜日

何が悲しくて・・・、インド五たび⑤

4月28日(日)
ハンピ→(ゴア(パナジ))

 今日は早朝から旧王宮を見て回ります。暑くなる前に観光は終わらそうという魂胆です。6時半には歩き出しますが、昨日さんざん歩いたため結構疲れが残っています。途中道を2回間違えてかなりの時間をロスし、旧王宮まで1時間半もかかってしまいました。(看板が少なくいい加減)

家の前に。。。

岩に道路標識が。。。
南インドらしい風景。。。

 日曜日といこともあってかインド人も既にちらほらいます。でも皆リキシャをチャーターしているようです。遺跡は結構広範囲に広がっており歩くだけでも結構時間がかかります。また、朝とはいえ暑期の日差しは既に強烈に肌を焼いています。何だかんだで2時間、もう限界です。遺跡なんか興味ないのでまあ、こんなものでしょう。ちょうど帰りのリキシャがいたので50ルピーで手を打って村に戻ります。
地下宮殿
ただの廃墟ですが。。。

オートリキシャで退散です

 そして、ハンピバザールまで戻ったところでなんと、乳母車を押している色白の東洋人女性とすれ違ったのです。目がちらっと合った瞬間、TVで見たあの女性だとわかりました。(確か、世界の辺境に嫁いだ日本人妻、という番組)んー、今日一番の出来事でした。はい、今日の観光はこれでお・し・ま・い。朝食兼昼食、昼寝、ネットカフェで仕事をこなしゴア行きのバスを待ちます。
 夕方6時半を過ぎ、バススタンドを目指して歩き出します。バススタンドにはまだバスは来ていません。埃っぽい道路わきでバスを待ちますがなかなか来ません、まあそんなもんです。7時を5分過ぎてバスは来ました。一斉に人が集まります。西洋人とインド人が大半、東洋人は2人だけです。もう一人の東洋人は中国人青年でしたが、車掌がチケットにけちをつけて何やら言い争っていました。頑張れチャイニーズ!

バススタンド前に牛の列

いざ、ゴアへ!



2013年4月27日土曜日

何が悲しくて・・・、インド五たび④

4月27日(土)後半
ハンピ(世界遺産)

 コースはハンピバザールからチュタラーヤ寺院経由、ヴィッタラ寺院まで行きバザールに戻ってくるというものです。ハンピバザールを寺院の反対側に進むと巨大なナンディー像(牛)があります。

東方向の突き当たり。奥にナンディー像がある

参道からハンピ村方向を望む(何も見えません)

ここがチュタラーヤ寺院に続く山道の入り口です。これからずうっと山道なので大変です。マータンガ山にも上りたかったのですが山賊が出るというので止めました(日本人が殺されそうになったとのこと)。凄く暑いので大変です。でもインド人の観光客もそれなりにいるのであまり怖くはありません。困ったのは子供たちです。ジッとこちらを見たと思うと、『ワッチュア・ネーム?』と聞いてくるのです。これが一人や二人なら良いのですが、何十人と会う子供が全て『ワッチュア・ネーム?』と聞いてくるし、集団の子供などは皆で声を揃えて遠くから『ワッチュア・ネーム?』と声を合わせて叫んでいます。もう勘弁して!と逃げるように山へ分け入りました。20分も歩いたでしょうか、何かしょぼい遺跡がありました。これがチュタラーヤ寺院でした。だーれもいません。シーンとしています。


チュタラーヤ寺院全景を望む



やっと観光客がいました。。。


 暑いので早く次の遺跡を見て終わりにしたいのですが、その遺跡の方向が分かりません。看板が充実しておらず不親切極まりないです(まあ、タダなので仕方ないか)。そのとき若い男の三人連れが来たので遺跡の方向を聞いて暫し雑談。若いとはいえインド人、結構話好きで困ります。適当に切り上げ一目散に遺跡を目指します。歩くこと20分強、ヴィッタラ寺院に到着です。途中誰にも会うことがなく非常に不安でしたが、ここには多くの人がいました。しかし、なんと外人の入場料は250ルピー!インド人は10ルピーなのに。どうせ大した遺跡ではないと思うので壁の隙間から中を覗いて退散、もう遺跡は十分です。もう十分堪能しましたから勘弁してください。でも、この辺は変な石(岩)が多くて奇妙な景観です。


忘れた頃に案内板があります


壁の隙間からヴィッタラ寺院を撮影、十分です
見事な飾り。年代があります
周りはこんな岩ばかり。。。


 夜は有名な?Mango Treeというお店で食事、旬のマンゴのラッシーもいただきました。ここはほとんどの客がが西洋人なのですが、ここにモデルかと思うボディコン美女が登場してビックリ。全くこんなインドの辺鄙な村に似つかわしくありません。すると、あとからいかにも金持ち風のおやじ2名と美女2名が登場、計5名で食事を始めました。でも、数が合わないのですが。。。世の中よく分かりません。
猿は多いです
飾りつけされた牛
ミールス+マンゴ・ラッシー。目の前には美女軍団が