2013年5月27日月曜日

番外編 金比羅さん&うどん巡り②

2013年5月27日(月)
高松(瓦町)→【フェリー】→宇野港→岡山

 足が痛くて階段の登り降りができません。やはり金比羅さんが足に来たようです。

朝6時過ぎに起きて昨日と同じ『手打ち十段、うどんバカ一代』の釜バターを食べに行きます。痛い足を引きずりながら25分、さすがに朝は空いています。食べているうちに私一人になってしましました。まあ、平日の朝はこんなものなのでしょう。盛りは小にしたのですが、朝からお腹一杯です。ホテルに戻ってシャワーを浴び荷物を整理したら既に9時、いざ岡山に向けて出発です。

繁華街のライオン通り

店構えはこんな感じ

釜バター。味は?

 フェリー乗り場まで1kmとあるのでとりあえず歩きます。途中で足が痛くなってきました。荷物を背負っているせいか思いの他足に負荷が掛かっているようです。ちょっとだけ道に迷いましたが、それほどロスもなく琴電・高松築港駅を過ぎ、ここではてと考えました。小豆島までは時間が掛かる割りにする事がありません。それなら一気に岡山へいったほうがよいのでは?そこで宇高連絡線に乗ることに。

その名もフェリー通り

フェリーはこんな感じ

琴電の駅です

 切符を売場のおねえさんから購入、出発直前まで乗船できないそうな。待つこと10分乗船です。車でないひとは私を含めて5名、他は全て車です。ほとんどがトラックの運転手でした。程なく出航、海に島が多いのがよくわかります、やはり瀬戸内海なのですね。することが無いのでぼーっと外を見ていたら、「ずずーっ、ずずーっ」トラックの運ちゃんが周りでうどんをすすっています。どこでもうどんのようです。乗客が少ないので皆ソファーに寝転んでテレビを見ています。なんとものどかな時間が流れています。そういう私もソファーで横になってうとうと。船は全く揺れません。

高松を後に。。。


風呂? 何故か”土佐の湯”?

 そしてあっと言う間に宇野港へ到着。約1時間の船旅でした。宇野港のそばに鉄道駅があり移動に迷うことはありません。電車の時間を見るとあと1分、今待っている電車に乗らなければ次は1時間半後になります。ゆっくり缶コーヒーでもと思ったのですが全く余裕無く電車に駆け乗りました。
 こうして琴平・高松のエクスカーションは終了です。


宇野港フェリー乗り場

港の斜め前が駅になってます

ガラガラのワンマン電車・・・


2013年5月26日日曜日

番外編 金比羅さん&うどん巡り①

2013年5月26日(日)
岡山→金比羅さん→高松(瓦町)

 岡山駅7番線は駅のはずれにありました。まるで新宿駅の埼京線のように虐げられています。なぜかここはプチ・アジアの匂いがします。同じ岡山駅であっても新幹線や他の幹線ホームとは違い、ゆっくり時間が流れているように感じます。これがタイの田舎などになると、ゆったりとした時間に抗い難いほどに支配されてしまうのですが、まあそれほどではありません。本来なら快速・マリンライナー号で四国に渡るのですが今日は時間があります。まあ、今日中に金比羅さんに登って高松までいければよいのです。


奥に見える細いのが7番線ホームだ!

ローカルです。。。

 思ったとおり電車はガラガラ、思わず睡魔に襲われます。周りを見ると半分以上の人は既に寝入っています。電車は一つ一つの駅を確認するように停車を繰返しながらついには瀬戸大橋を渡ります。四国へ向かうときは左側が眺めがよいです。でも、鉄橋の柱がちょっと邪魔ですね。香川県側の最初の駅。宇多津でで乗り換えです。乗り換え電車はJR琴平駅が終点なので寝過ごす心配がないので安心です。
瀬戸内海です


宇多津駅です

特急はこの駅で高知行きと徳島行きに分割される!

 予定通りJR琴平駅に12時過ぎに到着、琴電琴平駅まで歩きます。荷物・上着をコインロッカーに預け、日焼け止めクリームをたっぷり塗って参拝の準備です。いよいよ街中を抜け参道の入り口を目指そう歩き出すと、朝から何も食べていないことに気が付きました(ラウンジでビールは飲んでいますが)。目先のうどん屋へ直行。ずるずるっと一杯いただきます。これが失敗、あまり美味しくないのです。実際参道までの道にうどん屋はたくさんあるので焦って手前で食べる必要はありませんでした。150円安くてもっと美味しそうなうどんやがありました。。。残念!
JR琴平駅でーす

琴電 琴平駅

まずくて高いうどんでした~ぁ

参道へ続く商店街

 表参道はさすがに賑やかです。急坂の両側に延々とみやげ物屋が並びます。FESの旧市街(モロッコ)や九イ分(台湾)を思い出します。日曜日なので人出もそれなりに多く賑わっています。それにしても暑い!無常にも太陽がジリジリと肌を焼きます。年配者はしっかり帽子をかぶり、女性は日傘をさしています。左手に日傘、右手に金剛杖?という人は結構います。ほとんどの人はグループか団体です。一人で黙々と登っている人は少ないですね。中にはトレーニングしている人もいますけど。目立つのはカップルや女性グループで来ている人たち。キャーキャー言いながら登っていきます。中にはハイヒールで登ってしまうツワモノもいます。まあ、私も黒の革靴なので人のことは言えませんけどね。
写真の通り表参道です

両側に商店がびっしり並びます

まだ序の口です

参道らしくなってきました

本殿ではありません(旭社)

 やっと本殿かと思いきや、本殿はこの上だとか。昔森の石松はここを本殿と勘違いして帰ってしまったとか(と他人様のガイドが解説してます、ハイ)。やっと本殿に到着です。 でも、表参道入り口から何だかんだ言いながら30分強で本殿に到着しました。金比羅さんでよく写真に出ている急な階段は本殿に至る最後の階段でした。確かにここが急でじいさん、ばあさんは途中で休憩する人が多くいました。でもここを乗り切れば本殿ですから。まあ、本殿といっても「ああそうですね」という感じです。ただ、金比羅さんは海運の神様ということで、進水式の船の写真を奉納するらしくたくさんの船の写真が飾ってあったのには驚きました。あと馬の銅像があって悪い所をさすると直るという言い伝えがあるらしく(他人のガイド様が喋っているのを盗み聞き)、私も腰を入念にさすってきました。左の腰、どうにかならないものでしょうか?5年前インドでぎっくり腰になって以来、ずっと調子が悪くて困ってます。

ここがいちばんキツイ!

この階段です。この上が本殿!

船の写真が奉納されてります

本殿

 金比羅さんはここで終わりではありません。この先に奥社というものがあるそうです。折角なので(どうせ二度と来ないでしょうから)行ってみることに。まずは『イノシシ注意の看板』に腰が引けました。今までの道と違って鬱蒼とした森の中を上っていきます。森が深いので空気がひんやりしています。気のせいか日差しが弱くなってきました。上を見ると何やら曇ってきているようです。歩くこと30分奥社に到着です。ここからも眺めが良いです。でも何か下界にはいっぱい煙が上がっています。火事ではないようですがなにやら畑から煙が上がっています。後からわかりましたがどうやら麦を刈り取った後を燃やしているようです。さすが『うどん県』裏作で小麦をたくさん作っています。

のっけからこれは無いでしょ!

いちいち説明しなくて良いのですが・・・

延々と階段は続きます

やっと奥社じゃぁ

下界からたくさんの煙が立ち上っている

 とりあえず奥社まで来たので後は帰るだけです。ちょっと足が疲れていますが順調に階段を下っていきます。黙々と下ること二十分ちょっと、やっと表参道の入り口近くまで来たときです。右足膝の外側にピシッと鋭い痛みが。。。またやってしまいました。無理をするとどうも膝周りの筋肉が痛むようです。石段を降りるたびに右足に痛みが走ります。だんだん階段を下りるのが辛くなってきました。やっと参道を抜け平坦な道路まで出ると足は楽になりました。琴電の時刻表を見るとあと7分で出発です。駅まで微妙な距離です。駅が見えたところであと3分、足の痛みもなんのその本能で走り出していました。切符を買い、コインロッカーから荷物を取り出し、ホームでは出発おアナウンスが。。。どうにかセーフ、まあ、客がいれば待ってくれます。2両編成の琴電・琴平線の社内は午後のまったりムードに支配されていました。動き出して間もなく乗客の半分は寝入っています。車内の吊り広告は「ご当地キャラ総選挙」に香川県から立候補している「ことちゃん」一色です。まあ、琴電のキャラクターだから当たり前ですが。これってイルカなんですかね?

足がガクガクしてきました。。。

あともう少しで下界です。でも足が痛い!

琴電に駆け乗りです。。。

ことちゃん? なんのこっちゃ・・・

 琴電は人家と小麦畑の間をゆっくり進み、いつしか高松市内へ入っているようです。1時間弱で目的の瓦町駅へ到着、この駅は結構大きな駅です。外へ出るとなんと天満屋の中に駅がありました。まずは宿まで歩きチェックイン。汗まみれの体をシャワーで洗い流していざ、本格讃岐うどんに挑戦です。目指すは歩いていける『手打ち十段 うどんバカ一代』という変わった名前の店です。歩くこと20分、一杯のぼりがはためいて誰でも直ぐにわかります。昼はかけだったので、ここは「ぶっかけの中」をオーダー。なんとこれが大盛り。たぶん2玉はあるでしょう。食べる前からお腹一杯です。「ぶっかけの大」を頼んだ人を見ると器がはんぱではありませんでした。

さすが瓦町、きれいなオネエさんがたくさんいます

ガイドブックには見つけにくい、とあったのに。嘘つき!

”ぶっかけ中”の量ははんぱではありません

2013年5月6日月曜日

何が悲しくて・・・、インド五たび⑮

2013年 5月06日(金)
コタバル→クアラルンプール→羽田

 コタバルの安宿で目を覚まし、周辺をぐるっと散歩しました。昨日バービア・カラオケに行けなかったのが残念でなりません。国境さえなければタクシーを飛ばして行ったのに。バスターミナルに29番のバスが止まっています。これに乗ればタイ国境まで行ける!という強い衝動に駆られながらも、明日からの仕事が頭を過ぎり手近のタクシーを捕まえて空港へ。空港までの道は昨日のマレーシア総選挙のポスターや何やらの飾りで大変なことになっています。

道が選挙の旗で埋め尽くされている

夕焼け。。。明日から仕事なんですけど。

 折角コタバルくんだりまで来たのに国境を越えられないもどかしさ。今回は時間の壁に遮られました。2度目の国境通過失敗です。後ろ髪を引かれながらコタバル空港を後にしました。でも、今回も無事帰ることができたことに感謝です。
 ※帰国後、2週間疲れが抜けずに困りました。もう年でしょうか。。。酷暑期に無謀な夜行バスやエアコンなしの列車はこれからは避けるようにしたいと思います。
 


参考までにかかった費用を記載します。

総額     86,519円
(内訳)
 交通費 71,901円(羽田⇔LCCT 41,010、LCCT→BLR、MAD→LCCT、LCCT⇔KBR、バス,鉄道.タクシー,リキシャ,など)
 宿泊費  6,400円(8泊分:@800円)、夜行4泊)
 食 費  7,540円(11日分)
 その他   678円

2013年5月5日日曜日

何が悲しくて・・・、インド五たび⑭

2013年 5月05日(日)
マハーバリプラム→チェンナイ→クアラルンプール→コタバル

 朝4:30に起床、5時前には空港目指しチャーターしたタクシーで出発です。でも運転手がよれよれのジジイです。スピードが出せないようで他の車にビュンビュン抜かされます。内心非常に心配になりました。と、いきなりガソリンスタンドに突入。ジジイが『マネー』と一言。よくあるパターンですがガソリン代の持ち合わせがないのです。約束の残りの代金を渡し、ガソリンを入れてやっと本格的な出発です。こんどはやっと車の流れのに乗れるくらいのスピードを出してくれ一安心です。でも、ハンドルにしがみつくジジイの姿は初心者そのものです。絶対私のほうが運転は上手いと思います。どうにかチェンナイ空港まで到着し一安心です。あとは飛行機に乗れればクアラルンプールに戻れます。チェックインは長蛇の列、インド人の荷物の多さにはいつもうんざりです。30分待ってやっと私の番が近づいたと思ってカウンターを良く見ると、3時間30分のディレイです!Oh my God!です。これではコタバル行きの飛行機に乗り遅れます。私のチェックインですかさずクレームを入れます。敵も慣れたもので、クアラルンプールで別の便に振り替えてくれるとのこと。飛行機は一安心ですが、今日中にタイまで行きたいのですが、国境は何時までOPENしているのか分かりません。結構微妙だと思います。
チェンナイ空港入り口

無常にも”DELAYD”の文字が。。。

 待っているとなんと、Air Asiaなのに無料の食事配布がありました。まさか格安航空会社でこんなことがあるとは夢にも思いませんでした。またこれがまずいの何のって!まあ、文句は言えません。。。結局飛行機は5時間遅れました。このままコタバルまで飛んでもタイ国境が開いている可能性は非常に低いです。一瞬クアラルンプールで遊んでようかとも思いましたが、折角なので万に一つに賭けてみることに。LCCTに到着後一目散にインフォメーションで振り替えカウンターを確認し直行、直近の便に振り替えてくれるようまくし立てます。敵も直ぐに対応してくれて荷物無しなら15分後の便に乗れる、とのこと。直ぐに国内線ゲートに直行、最後の客としてどうにかゲット・オン! 座席は1A(最前列のホットシート:有料席)、Air Asiaも捨てたもんではありません。

我先に並ぶ人々(LCCなんですけど)

見ーるからにまずいミールです

到着予定は21:30! 国境に閉切りに間に合うか?

飛行機は予定よりやや遅れて9:50過ぎにコタバル空港に到着、タラップを降り、小走りに空港建物へ突入、真っ先にタクシーカウンターに駆け込みます。ボーダーまで!ところで、ボーダーは何時に閉まるの?との問いに、何時だっけとカウンターのオネーサンが周りに聞きまくります。たまたま空港職員が通り、10時とキッパリ答えます。時計を見ると9:57。がっくりです、完全にアウト。折角ここまで飛んできたのに。バービア・カラオケで弾けるはずが、これでは不完全燃焼です。仕方なくコタバルの中心街まで出ます。明朝またここに戻るのですが、仕方ありません。コタバル・バスターミナル周辺には安宿が多くあり助かります。ただ、ちょっと変人が多いのか、今回の宿主は上半身裸の短パン姿で応対します。話し方もやけにハイ。一瞬ラリッているのかとも思いました。ちょっと腰が引きかけたのですが、後から西洋人のバックパッカーが数名来たので流れで泊まってしましました(疲れてもいたし)。結局、割高な缶ビールを2本飲んでふて寝をするしかありませんでした。

2013年5月4日土曜日

何が悲しくて・・・、インド五たび⑬

2013年 5月04日(土)
マハーバリプラム

 今日は朝から海岸寺院とファイブ・ラタ(5つの石彫り寺院)の見学です(世界遺産)。5年前に一度見ているので適当に回るだけです。朝の6時半だというのにじりじりと日差しが痛いです。まずは海岸寺院から回ることに。入場料は250ルピーで高いです(インド人は10ルピー)。同じことを考える人は多いのかそれなりに観光客がいます。それほど面白いわけでもないので適当に退散です。


典型的な安宿です

朝日を受ける海岸寺院

世界遺産だが、何が凄いのかよくわからない

   次はファイブ・ラタと言われる、インド建築の原型と言われる遺跡ですが、海岸寺院とファイブ・ラタはちょっと離れているので歩くとそれなりに時間がかか ります。ここは海岸寺院と共通の入場券になっており、さきほどのチケットを見せればOKです。でも、外から丸見えなのでチケットなど買わなくても十分りか も知れません。これは海岸寺院も同じで、近くで見ても何も面白くないと思います。帰り際に日本人が来ましたがツアーの車で来たのか汗ひとつかいていませ ん。若者よ!楽をするでない!! とりあえず2つの有名遺跡を走破し、つぎは「アルジュナの苦行」という巨大彫刻と「クリシュナのバターボール」です。 ファイブ・ラタからは石山を越えて行くルートとなるので朝から息が切れてしましました。

突き当たりが公園になっている

とても地味な世界遺産(小さい)

普通のお家みたい

ゾウは実物大らしい

石像を製作・販売している店が周辺にたくさんある

 アルジュナの苦行」前ではガイドの売り込みとガラクタの押し売りが煩しく、ゆっくり彫刻の鑑賞などできる状態でではありません。果てはインド人の団体から記念写真の邪魔だからどけ、と言われる始末。ここは観光化され過ぎてインド人の団体バスがガンガン来るので仕方ないのでしょうか。次は久しぶりのバターボール、以前見ままの姿で斜面に張り付いていました。まあこんなもんでしょう。日差しも強くなってきたので、ほうほうの程で9時前には退散です。

何がアルジュナの苦行なのかようわからない

これは分かり易い

後ろはこんな感じ

 ビーチ沿いの食堂でまったり朝食です。でも、ゴアより全然高いです。大都市に近い観光地と言うことでボッテいるようです。食事はまずいしあまり好きにはなれません。宿に戻って昼寝を決め込みます。でも、何か背中がやけに痒いです。もしや南京虫か?と思いましたが背中をやられる訳がないので、これは灼熱地獄列車が祟ったのか汗疹(あせも)のようです。ビッショリ汗をかいたまま灼熱地獄を30時間以上はやはり肌に異変を起こしたようです。午後はペーパーバックを読んで静かに過ごしました(暑くてそれしかできない)。夜、久しぶりに超古いテレビでラジニ・カーント主演映画を見ました(踊るマハラジャの主役です)。さすがスーパースターの異名をとるだけあって、年をとってもカッコいいですね。

ママーラップラムの海岸でまったり(嘘!くそ暑い)

めちゃ暑いのにホットコーヒーで午後を過ごす