2011年4月30日土曜日

メコン横断_3 3日目 ザライ

今日はガイドブックにない町まで来ました。意外にも大きな町のようです。
ザライはその一部を「プレイク」と言っています。地図ではプレイクと記載されることが多いようです。でも、こちらではザライが一般的、パンメトートの宿のおねさんもプレイクは知りませんでしたがザライは知ってました。何のことはない、ザライまでのバスは宿のおねえさんが予約してくれました。ホテルまで迎えに来てくれるとのことです。

でも、7時の約束が結局来たのは8時半、それからバスターミナルまで行って結局出発は9時です。ベトナムのバス苦行は今日も続きました。16人乗りのミニバスに25人(子供含む)は乗ったのではないでしょうか?もちろん風呂桶椅子(写真の赤いやつ)も使ってます。私といえば最前列で運転手と助手席の2人に挟まれ、お尻の下はサイドブレーキ、股の間にシフトギアがあります。
ザライまでの景色は単調で面白くありません。国境でもなければこのようなところにはまず来ないでしょう。山あいの道をただひたすら走ること3時間で到着です。椅子の角が尻に食い込み痺れまくりです。
どうにか適当な宿を確保して荷物を降ろすことができましたが、地図はないし暑いし出て歩く気がしません。洗濯、昼寝して涼しくなって来てからやっと散策です。はっきり言って特徴の無い町並みです。昨日みたいに何かやってないかとうろうろしていたら、なんとサッカーの試合をやってました。結構立派なサッカー場がすぐ近くにあり、周りはモトサイで一杯です。人の後をついてちょっとだけ入りましたが係員にすぐ追い出されてしまいました。観客は満杯でした。(モトサイの波の向こうがサッカー場です)
 追い出されてブラブラすると、やはりカフェがやたら多いんです。こんなところまでカフェだらけなんて。歩道にテーブルが置かれおっさん連中がだべっています。でもここはアジア、テーブルや椅子はプラスチックの安物、パリのカフェとは訳が違います。今日はアイスにしてみました。コーヒーとアイスが別々に出てきて自分でかき混ぜて作るようです。やっぱりホットがおいしいと思います。

メコン横断_3 2日目 パンメトート

 後悔しても遅きに失しました。
噂のとおり、ベトナムの一般の長距離バスを侮ってはいけませんでした。結果として8時間半の体育座りは持病の腰痛を悪化させ、今でも体が揺れています。ペンタイン市場のバス乗り場からつまずきました。ミェンドン・バスステーション行きの26番バスがなかなか来ません。場所が違うのかと荷物を背負ってうろうろすること30分、汗だくです。やっと乗れたと思ったらバスステーションまで70分もかかるし(旅行人の「メコンの国」では30~40分)と記載)。結局、宿を7時に出てパンメトート行きのバスが出たのが9:20でした。その上体育座りで両脇にベトナム人(男)の体温を常に感じていました。お約束の通路の風呂桶椅子も全開です。パンメトートまで8時間とか10時間とか言われていますが、何故こんなに時間がかかるのか良くわかりました。人を途中で拾うこともありますが、道が決定的に悪いのです。工事中や穴ぼこのため徐行、徐行の繰り返し、スピードがでません。多分タイなら4~5時間でいける距離です。時間がかかるにしてもツーリスト・バスにしておけばよかった・・・。
そして、ほうほうの体でパンメトートに着いたのでした。【お約束のロータリーにある戦車】
 HOTEL123でバゲットとコーヒー、バナナの朝食を食べました。今回はじめてのコーヒーです。何故、ベトナムで飲むこの濃くて甘ったるいコーヒーがこんなに美味しいのでしょうか。ブリキのドリップ・メーカーでするのもお約束ですね。

そしてパンメトートで2杯目のコーヒー。このドロッとした感触がたまりません。このカフェーでは無料の水が振舞われていました。珍しいですね。
夕飯に何を食べようかとお店を探していたら、生春巻き屋がありました。手巻き寿司よろしく、自分で生春巻きを巻いて食べるのです。さっぱりして美味しいですが、香草にかなり癖があるので嫌いな人は外したほうがよいかもしれません。それにしても、SAIGON BEERの美味しかったことといったらありませんでした。苦あれあば楽ありです。
戦車ロータリーの隣の屋外公会堂で軍服姿の綺麗どころが歌謡ショーをやってました。子連れやバイクに跨ったままの衆人で大盛況でした。戦車のロータリーでは若者達がブレークダンスをやっているし(こちらも観衆が大盛況)。このギャップもベトナムの現実ですね。

メコン横断_3 1日目 ホーチミン

1年ぶりのデタム通りです。相変わらず西洋人で賑わっています。

空港に夜の10:30着のため、安全と時間節約を考えるとちょっと高いですがエアポート・タクシーにせざるを得ません。さすがにこの時間になると近場の安宿は満室です。何軒目かで系列のHOTELが空いているとのこと。モトサイで2~3分と言ってます。歩いたら10分かと聞いたらニヤッとしてました。HOTEL123、安直な名前。でも、これが当たりでした。US16ドルで清潔、エアコン、ホットシャワー、文句なしです。デタムの雑多な雰囲気は1年前と全く変わっていません。ただ、綺麗な女性が相手してくれるバーが増えたようです。宿もどうにか確保できたし滑り出し順調というところでしょうか。明日は早起きして長距離バスでパンメトートを目指します。体育座りにならないことを願うばかりです。

2011年4月27日水曜日

明日からまた行ってきます

明日からまた行ってきます。

日本が大変なこの時期にお気楽に海外旅行ということで、ちょっと気が引けない訳ではありません。しかし、自粛しすぎても如何なものかという議論もあり、予定通り行くことにしました。
今回は久し振りにインドシナのコーヒーが飲めるということで非常に楽しみです。だからパンメトーは最初からルートに入れました。パクセーもコーヒーが美味しいと聞いていますので飲み比べてみたいと思います。心配なことは期日までに日本に帰れるかということです。

これまでアジアの23の国境・地域境界を通ってきました。今回新たに24、25番目の国境を通る予定です。予定通り国境を通過できるのか、はたまた挫折するのか行ってみないことにはわかりません。せいぜい非日常を楽しんでこようと思っています。

なお、過去の23の国境については今後おいおい投稿したいと思います。