2012年7月16日月曜日

マレーの休日2 ⑤

2012年 7月16日(月) スンガイコロク → 羽田

 いつものように7:30AMにはチェックアウトしてホテルのバンでボーダーへ送ってもらいます(無料)。この国境を超えると遊びも終わりだよ!と言われた気分になります。
タイ側からマレーシア国境を望む

ここから羽田まではどこにも立ち寄ることなく一気に行き着いてしまします。明日からの仕事に向けての体力回復のためひたすら眠ります。今回も事故やトラブルに巻き込まれることなく帰れることに感謝。ただ、中年男一人で健全なリゾーに来ても面白くないことがよくわかりました。やっぱりバービアとかおやじ向けのカラオケとかがないとやることがありません。
これが噂の29番バス。国境まで一直線。
炎天下のコタバル空港を歩く。。。
ネット予約した機内食、ナシレマ弁当です。

 さて、今回も掛かった費用を記載します。ただ今回は仕事の関係で直前に日程を1日短縮、帰着日のフライトを変更したため2万円近く出費がかさみました(プロモーション価格で予約していたのに日程変更費用+通常航空運賃となったため)。安く行くためにいつも仕事をコントロールしていたのですが、たまにはこんなこともあります。

総額 65,607円

 交通費:52,315円(航空券:46,667円、うち変更費用 17,183円)
 宿泊費: 8,021円(クアラ・ブス安宿 70MR, リゾート・バンガロー 190MR, マリーナH 735BT)
 食費 :  2,281円
 その他: 2,990円(うち、バービアカラオケ 100RM (20RM チップ含む))

 ※ 1RM = 約26円、1BT = 約2.6円


今回も新国境を超えずに済みません。(まあ、一応陸路国境は超えてますが) 次回は新国境超えの予定です。結構危ないらしいので気をつけます。

2012年7月15日日曜日

マレーの休日2 ④

012年 7月15日(日)  プルファンティアン島 → スンガイコロク
 
 朝起きると曇っていました。今の時期、東海岸は良い天気のはずなのですが。朝焼けもいまいちでしょうか。
部屋から望むマレーの朝焼け

 今日は8:00AMの船でクアラ・ブスに戻ります。船のチケットはあるのですが、どこから船に乗ったらよいかわかりません。宿のフロントのにいちゃんに聞くと浜から乗ればよいと言います。チェックアウトして浜に下りていくと西洋人のカップルが小船のお兄さんと交渉しています。なるほど、あれか! 結局適当な小船にチケットを見せると沖合いに停泊している本船(これも小さいが)に連れて行ってくれます(2RM)。沖合いには十数隻の船が漂っていますがよくどれかどれだか分かるものだと。ここでは誰でも知ってるシステムなのでしょうが、知らないと変な心配をしてしまします(ここがまさに日本人なのでしょうけど)。全速力で走る小船で朝の風をモロ受けながら35分(結構寒い)、クアラ・ブスへ無事帰還です。
船はこんなふうに漂っている
船の乗り換えは大変なのです。(落ちたら大変)
奥に見える左から2番目が泊まったバンガローだ!

 さて、これから速攻でスンガイコロクまで行きたいのですが、どこからバスに乗ったらよいかわかりません。たぶん一旦コタバルの町に出て、そこで乗り換えだと思っています。長距離バスチケット売り場のおばちゃんに聞くとタクシーで行けの一言。2~3人聞いても皆口を揃えてタクシーで行け、と言います。そりゃ辺りにタクシーが余っているので儲け時なのでしょうが、皆が皆そう言わなくてもいいのに。するとオープンエアの待合所にいた地元のおばちゃんが、ここ(バスターミナル)からコタバル行きのバスが出る旨のらことを言ってくれました。ほどなくCity Linerが入ってくると、これだと指差します。感謝感謝、西洋人カップルも乗ったので間違いないです。
このバスがクアラ・ブスとコタバルを結んでいる。
マレーシア国境からタイ側を望む


 バスは走ること1時間半、やっと見慣れたコタバル・バスステーションに到着です。ここまで来ればあとは目をつぶってで行けます。29番のCity Linerでボーダーまで行き、イミグレを通過後バイタクでいつものマリーナ・ホテルへ。やっといつもの休暇モードへ突入です。昼からビールを呷って、散髪・マッサージ・昼寝して、夜はバービア・カラオケで弾けるといういつものパターン。極楽のひと時です。
定宿のマリーナホテル

今日はビア・チャンです
本邦初公開?夜のバービア・カラオケ街(ぼけてゴメン)


結局今日もへべれけになって泥酔しました。

2012年7月14日土曜日

マレーの休日2 ③

2012年 7月14日(土) クアラ・ブス → プルファンティアン島

 念のため6:40AMに旅行会社に行きました。ボートは7:00AMに出るとのことだったので。
でも結局7:00にならないと動きがありませんでした。7:00丁度に西洋人の団体が来て一緒に行動、RM5の自然保護料なるものを払っていざ乗船。船はかなり小さいです。乗客の大半は西洋人(ヨーロッパ系)、まあこういう安上がりのリゾートには西洋人が群がっています。次が地元マレーシア系、そして中国人です。中国人は別に学生風でもない人たちでおばちゃんも多いです。中国の海外進出は凄いですね、ここもか、という感じです。まあ、華僑の歴史から見れば当たり前なのでしょうが。残念ながら日本人は皆無でした。
この船が島に行きます。

 さて、小さいながらも高速艇の揺れはそれほどでもなく、2つの浜を巡って目的地のロングビーチに到着(長い砂浜という安直なネーミング)。船は停止したはよいが浜に付けるでもなく漂よっています。すると本当の小船がやってきてこれにどうにか乗り換えてやっと砂浜に到着です。小船は砂浜に乗り上げるだけなので危うく通勤用の革靴を濡らすところでした(移動の格好は会社に行くそのままです)。
朝焼けの向こうに島影が。。。
島の沖合いに浮いてます。

 浜に降り立つと何か変です。東南アジア特有の客引きがいません。情報がまるで無いのでちょっとショックでしたが、気を取り直し綺麗で安そうな宿を目指して突撃です。でも、砂に足を取られてうまく進めません。ましてや足は通勤用の革靴です。荷物を最小限にするためとはいえ今回はちょっと無理があったかな、と。まあ、出張ついで(国内ですが)のエクスカーションには間違いないので、理屈から言えばこの格好もあながち変ではないと思うのですがのですが。。。
 深い砂に足をとれれながら近場の安宿から手当たり次第に部屋を探します。FULLだったり先客が交渉していたりでなかなか部屋が見つかりません。朝とはいえそこは南国パラダイス、太陽ギラギラ気温も急上昇、こんなリゾートで荷物を背負ってウロウロするのはちょっと惨めです。すると何やら貧相なオヤジがビーチの南端の建物を指差します。そこは小山の中腹にバンガロー風の小奇麗なホテル、確かにリゾートです。まあ、昨日は安宿だったのでちょっとは奮発してもよいかもしれません。そこは確かに洒落たオープンカフェになっていてロングビーチが眼下に一望できます。
ロングビーチを一望する

 フロントでは先客が交渉中です。5分、10分、なかなか決まりません。何故外人はこんなことに時間を掛けるのか全く理解できません。フロントには何人もの列ができていますが、フロントのお兄ちゃんは一向に気にしません。ちょっと間が空いたのですかさずアタック!エアコン・オーシャンフロントの部屋を10秒で決めましたが、12時まで待てとのこと。まだ9時前なのですがまあ仕方ないでしょう、朝飯食って散歩をして時間を潰します。さすがに足元はビーチサンダルに履き替えましたが通勤用のシャツとズボンを早く着替えたくてうずうずしていました。
 結局部屋には入れたのは午後2時、まあこんなものでしょう。異常に高額なバンガローにもかかわらず室内は非常にシンプル(率直に言えばプア)、でも景色は抜群、完璧なオーシャン・フロントです。目の前の椰子の木以外視界を遮るものはありません。極楽極楽。。。でもここはマレーシア、それもイスラム色の強い地域です。そうビールが売ってないのです。よくよく探すとロングビーチのお店ではビールを出しているようですが。
シンプルなバンガローの部屋
ベランダからの眺め。オーシャンフロントです。

 シャワーを浴びて水着に着替え(競泳用ですが)いざ島の探検です。宿はビーチの南端なのでビーチをゆっくり北に向かいます。安普請のカフェと安宿がそれなりに並んでいます。ちょっと奥へ入ると安宿からの排水が溜まったドブ池が悪臭を放っています。何のインフラも無いところにたくさんの安宿が立ち並ぶとこうなってしまうのでしょうか。ちょっと悲しい光景です。でも、綺麗な宿もできつつあり、今後の整備に期待といったところでしょうか。まあ、今となっては手付かずの自然というわけにはいかないようです。海に入ってみると透明度は驚くほどではありません。まあ、一般的な綺麗な海といったところです。海岸は西洋人に占拠されていますが、それほど混んでいるわけではなく丁度よいくらいでしょうか。私は肌が弱いので適当なところで宿に退散です(それなら何でこんなところに来たのか疑問ですね?)。
ビーチはこんな感じ。
ビーチの北端からはこんな感じ。
シーカヤック?もやってます。海の色はこんな感じ。

ベッドからの眺めはこんな感じ。

 昼寝後日が傾いて来たころ再び探検、今度は島の反対側まで散歩してみます。ガイドブックでは歩いて15分程度とあります。道はすぐ分かりました。よく整備されているので大変歩きやすくなっています。本当に15分ほどで対岸に到着、こちらのほうがちゃんとしたリゾートです。オープンエアにソファなど並べた高級そうなカフェが立ち並び、小奇麗な格好をしたウェイトレスが忙しそうに行き来しています。丁度夕日が見える時間帯でお客もそれなりに入っています。こちらの海岸はクアラ・ブスからの船がちゃんと桟橋に接岸します。今度来ることがあればここで降りるでしょう。桟橋からマレー半島に沈む夕日を見て暗くなる前に退散です。夜は一人でやることもないので早々に飯食ってお休みです。
島の反対側に通じる道。よく整備されています。(夜は真っ暗)
こちらリゾートの看板が出ています。
マレーの夕焼け。。。

2012年7月13日金曜日

マレーの休日2 ②

2012年 7月13日(金) クアラルンプール → クアラ・ブス

 5:30AM、飛行機は予定より35分早く到着しました。気温は22度、雨模様とのことです。まだ外は真っ暗、別に早く着かなくてもよいのに、と思うのは私だけでしょうか。
朝6:00前なのにこの賑わい!
LCC専用格安バスで鉄道のKLセントラル駅に着く頃やっと夜が明けてきました。ここからプトラ・バスステーションまでKTMコミューターで行きます(1リンギット)。コミューターの車両は新しくてかなり綺麗です。すいている車両に乗ろうとしたら女性専用車両、危うく乗ってしまうところでした。まあ、イスラムのマレーシアなら女性専用車は当然かと。
マレーシアの女性専用車
きれいな車内

 プトラ・バスステーションはすぐわかりました。プドゥラヤと比べるととてもこじんまりしています。目的地のクアラ・ブスはマイナーな場所なので直通バスがあるかどうか心配でしたが、駄目もとで聞いてみると9:30AMがあるとのこと。ラッキーと思いながらも、もう観光地に組み入れられてしまったのかと、ちょっと残念でもあります。バスステーションの2階はフードコートになっており軽食が食べられます。まあ、味はそれなりです。
フードコートのお店
3リンギット(75円)の朝食

 インドでも同じでしたが、ある特定の時間に出発が重なります。今回も9:30に十数台のバスが集中しどのバスか全く分かりません。チケット売り場のおねえさんに案内してもらってやっと乗車、横3列の豪華シートです。まあこれなら何時間かかっても窮屈ではありません。
山間部の景色。面白みに欠けます。

 山間部をバスで縦断というのは全く失敗でした。ちっとも面白くありません。道は山道というわけではなく高原地帯をややカーブを伴いながら走るというもので、景色の変化がほとんどありません。プランテーションのわけでもなく雑木林のような感じがずうっと続きます。途中のドライブインで1時間弱休憩、あとはひたすら走り続け、結局着いたのは夕方の6:30でした。
途中のドライブインでは中華麺を食べました。。。
これがクアラ・ブスのバスターミナルだ!(手前の黄色いところにバスが来る)

 ほとんど閉めかけの旅行会社に飛び込んで確認すると、さすがに今日にプルファンティアン島行きのボートは終了、明朝になるとのことです。まあ、想定内ですね。安宿に部屋を確保してクアラ・ブスの街を散策です。数件のホテル(ゲストハウス)とシーフード食堂以外殆ど何もありません。食堂にはそれなりののテーブルがありますが半分も埋まってません。それも地元の人たちが大半でした。海沿いの中心地にセパタクローのコートがあり、セパタクローの球が転がっていたのが印象的でした。
安宿です(広いけど暑い!)
唯一の食堂街(シーフード)。先端は海です。
本日の夕食です(ナシゴレン)

 何もすることがないので10時には寝てしましました。
(現地情報:クアラ・ブス発KL行きバスは、9:00AM、8:30PMです)

2012年7月12日木曜日

マレーの休日2 ①

2012年 7月12日(木) 羽田→クアラルンプール

 出発1時間前、羽田のチェクイン・カウンターには誰もいませんでした。
それもそのはず、エアアジアの国際線では1時間前までのチェックインを必須としているからです。遅れたら置いていかれるLCCの掟を乗客たちは律儀に守っています。出張先から夜の羽田に到着後一旦送別会に出席、終了後また羽田に戻ります。無駄なこととは思いながらも義理は欠けません。
 今回はマレーシアの東海岸の島に行ってみることにしました。東海岸の島々には手付かずの自然が残っていて水の透明度も素晴らしいとの噂をきいたからです。しかし、ただ行くだけでは面白くないのでバスでマレー半島の山間部を縦断してみます。どのように乗り継げるのか情報が少なく行き当たりばったりです。
深夜の羽田国際線ターミナル通路。 人でいっぱいです!

 相変わらず夜の羽田国際線は混んでいます。特に今日は連休前のせいかエアアジアもほぼ満席、隣が日本人のおばちゃんでよかった。まあそれなりに寝れました。相変わらず機内は凍えるような寒さでちゃんとした防寒対策をとっていたので助かりました。
今回もエアアジアです。夜なのでブレブレです。

2012年7月2日月曜日

番外編 岡山B級グルメ 第7弾

第7弾 たまごかけご飯 (食堂かめっち)

今回は、岡山B級グルメでも全国区・真打級の登場です。ここは結構ローカルな場所にあり、食べに行く交通費のほうが確実に高いという、「たまごかけご飯」です。

そのお店は岡山駅から津山線で1時間ちょっとにある「亀甲(かめのこう)」駅から歩けるところにります。二両編成のディーゼル車は何故かちょうど乗客全員が座れるくらいの込み具合です。同じBOXシートに乗り合わせた女子高生二人組の一人は、お笑いの河本準一に顔も体型もそっくりなのでびっくりしました。岡山はこの手の顔だちが多いのでしょうか?岡山駅を出てほどなく辺りは山がちの風景、いわゆる里山の景観です。まあ、癒されますね。
二両編成の津山線
車窓からの風景

同じような景色をぼーと見ているとあっという間に亀甲駅に到着です。駅を降りて地図どおりに目的地を目指そうとすると、道がやけに狭いです(写真)。道がよくわからず心配になり挙動不審者状態です。そこにいきなり「おはようございます!」と明るいあいさつ。そう、目の前の町役場に出勤する(たぶん)女性職員たちがあいさつをしてきます。びっくりして会釈をするのがやっとでした。地図をたよりに小さな川を越えると中学校。するとあちらこちらから「おはようございます!」の明るい中学生たちの挨拶合戦。今度は心に準備ができているので挨拶を返すことができましたが、ここはどうなっているのじゃぁ!
左が町役場、正面が進んだ道
国道を横切ればのぼりの目印が・・・

国道を渡ると「たまごかけごはん」の黄色いのぼり。それに沿って急勾配の坂を喘ぎながら上っていくとその途中に「黄福広場」の建物、「食堂かめっち」はこの一角にありました。着いたときには汗だくです。人気がなくしぃんとしてます。まだ開店までに時間があるので黄福広場で休んでいると、朝練の女子中学生でしょうか、掛け声よろしく坂道を登ってくると、「おはようございます!」といきなり不意打ち攻撃。ACジャパン「あいさつの魔法」真っ青のあいさつ合戦がここ美咲町では繰り広げられています。まだまだ捨てたもんんじゃぁないですね。汗をふきふき開店時間を待っていると、おばちゃんが広場の掃き掃除を始めてちょっと世間話。そのうち管理者風のおじさんが上ってきて「お疲れまです!」といきなり挨拶攻撃。その後おじさんと世間話。なかなかゆっくりさせてくれません。
これが黄福広場だぁ!
走りながらあしさつをした女子中学生一団

さて、開店時間になり300円の黄福定食なるものを券売機で購入、おばちゃんに渡すと速攻で定食が出てきました。これが有名な「たまごかけごはん」かと思いながら賞味。朝から丼飯2杯はここ20年なかったことです。食べ終わったらやることがないので退却です。この間12分の出来事でした。
あつあつです
一杯目
二杯目(丼が変わっているでしょ)

丘の中腹から見る景色ものどかで良いものです。久しぶりに田舎にきたなあ、と感じました。駅に戻ると何やら駅舎が変であることに気がつきました。駅の反対側のホームから見ると、なんと駅舎が亀になっているではありませんか。それも頭がカラフル、目が時計になっています。ここまでやるとアッパレです。駅舎内には実物のカメもいました。また、JR西日本のマナー・ポスターも明らかに東日本と違っていて面白いものがあります。
亀甲(かめのこう)駅舎
関西らしいポスター?

たまには日本の田舎もいいもんですね。(でも私は国境を目指します)