2013年5月26日日曜日

番外編 金比羅さん&うどん巡り①

2013年5月26日(日)
岡山→金比羅さん→高松(瓦町)

 岡山駅7番線は駅のはずれにありました。まるで新宿駅の埼京線のように虐げられています。なぜかここはプチ・アジアの匂いがします。同じ岡山駅であっても新幹線や他の幹線ホームとは違い、ゆっくり時間が流れているように感じます。これがタイの田舎などになると、ゆったりとした時間に抗い難いほどに支配されてしまうのですが、まあそれほどではありません。本来なら快速・マリンライナー号で四国に渡るのですが今日は時間があります。まあ、今日中に金比羅さんに登って高松までいければよいのです。


奥に見える細いのが7番線ホームだ!

ローカルです。。。

 思ったとおり電車はガラガラ、思わず睡魔に襲われます。周りを見ると半分以上の人は既に寝入っています。電車は一つ一つの駅を確認するように停車を繰返しながらついには瀬戸大橋を渡ります。四国へ向かうときは左側が眺めがよいです。でも、鉄橋の柱がちょっと邪魔ですね。香川県側の最初の駅。宇多津でで乗り換えです。乗り換え電車はJR琴平駅が終点なので寝過ごす心配がないので安心です。
瀬戸内海です


宇多津駅です

特急はこの駅で高知行きと徳島行きに分割される!

 予定通りJR琴平駅に12時過ぎに到着、琴電琴平駅まで歩きます。荷物・上着をコインロッカーに預け、日焼け止めクリームをたっぷり塗って参拝の準備です。いよいよ街中を抜け参道の入り口を目指そう歩き出すと、朝から何も食べていないことに気が付きました(ラウンジでビールは飲んでいますが)。目先のうどん屋へ直行。ずるずるっと一杯いただきます。これが失敗、あまり美味しくないのです。実際参道までの道にうどん屋はたくさんあるので焦って手前で食べる必要はありませんでした。150円安くてもっと美味しそうなうどんやがありました。。。残念!
JR琴平駅でーす

琴電 琴平駅

まずくて高いうどんでした~ぁ

参道へ続く商店街

 表参道はさすがに賑やかです。急坂の両側に延々とみやげ物屋が並びます。FESの旧市街(モロッコ)や九イ分(台湾)を思い出します。日曜日なので人出もそれなりに多く賑わっています。それにしても暑い!無常にも太陽がジリジリと肌を焼きます。年配者はしっかり帽子をかぶり、女性は日傘をさしています。左手に日傘、右手に金剛杖?という人は結構います。ほとんどの人はグループか団体です。一人で黙々と登っている人は少ないですね。中にはトレーニングしている人もいますけど。目立つのはカップルや女性グループで来ている人たち。キャーキャー言いながら登っていきます。中にはハイヒールで登ってしまうツワモノもいます。まあ、私も黒の革靴なので人のことは言えませんけどね。
写真の通り表参道です

両側に商店がびっしり並びます

まだ序の口です

参道らしくなってきました

本殿ではありません(旭社)

 やっと本殿かと思いきや、本殿はこの上だとか。昔森の石松はここを本殿と勘違いして帰ってしまったとか(と他人様のガイドが解説してます、ハイ)。やっと本殿に到着です。 でも、表参道入り口から何だかんだ言いながら30分強で本殿に到着しました。金比羅さんでよく写真に出ている急な階段は本殿に至る最後の階段でした。確かにここが急でじいさん、ばあさんは途中で休憩する人が多くいました。でもここを乗り切れば本殿ですから。まあ、本殿といっても「ああそうですね」という感じです。ただ、金比羅さんは海運の神様ということで、進水式の船の写真を奉納するらしくたくさんの船の写真が飾ってあったのには驚きました。あと馬の銅像があって悪い所をさすると直るという言い伝えがあるらしく(他人のガイド様が喋っているのを盗み聞き)、私も腰を入念にさすってきました。左の腰、どうにかならないものでしょうか?5年前インドでぎっくり腰になって以来、ずっと調子が悪くて困ってます。

ここがいちばんキツイ!

この階段です。この上が本殿!

船の写真が奉納されてります

本殿

 金比羅さんはここで終わりではありません。この先に奥社というものがあるそうです。折角なので(どうせ二度と来ないでしょうから)行ってみることに。まずは『イノシシ注意の看板』に腰が引けました。今までの道と違って鬱蒼とした森の中を上っていきます。森が深いので空気がひんやりしています。気のせいか日差しが弱くなってきました。上を見ると何やら曇ってきているようです。歩くこと30分奥社に到着です。ここからも眺めが良いです。でも何か下界にはいっぱい煙が上がっています。火事ではないようですがなにやら畑から煙が上がっています。後からわかりましたがどうやら麦を刈り取った後を燃やしているようです。さすが『うどん県』裏作で小麦をたくさん作っています。

のっけからこれは無いでしょ!

いちいち説明しなくて良いのですが・・・

延々と階段は続きます

やっと奥社じゃぁ

下界からたくさんの煙が立ち上っている

 とりあえず奥社まで来たので後は帰るだけです。ちょっと足が疲れていますが順調に階段を下っていきます。黙々と下ること二十分ちょっと、やっと表参道の入り口近くまで来たときです。右足膝の外側にピシッと鋭い痛みが。。。またやってしまいました。無理をするとどうも膝周りの筋肉が痛むようです。石段を降りるたびに右足に痛みが走ります。だんだん階段を下りるのが辛くなってきました。やっと参道を抜け平坦な道路まで出ると足は楽になりました。琴電の時刻表を見るとあと7分で出発です。駅まで微妙な距離です。駅が見えたところであと3分、足の痛みもなんのその本能で走り出していました。切符を買い、コインロッカーから荷物を取り出し、ホームでは出発おアナウンスが。。。どうにかセーフ、まあ、客がいれば待ってくれます。2両編成の琴電・琴平線の社内は午後のまったりムードに支配されていました。動き出して間もなく乗客の半分は寝入っています。車内の吊り広告は「ご当地キャラ総選挙」に香川県から立候補している「ことちゃん」一色です。まあ、琴電のキャラクターだから当たり前ですが。これってイルカなんですかね?

足がガクガクしてきました。。。

あともう少しで下界です。でも足が痛い!

琴電に駆け乗りです。。。

ことちゃん? なんのこっちゃ・・・

 琴電は人家と小麦畑の間をゆっくり進み、いつしか高松市内へ入っているようです。1時間弱で目的の瓦町駅へ到着、この駅は結構大きな駅です。外へ出るとなんと天満屋の中に駅がありました。まずは宿まで歩きチェックイン。汗まみれの体をシャワーで洗い流していざ、本格讃岐うどんに挑戦です。目指すは歩いていける『手打ち十段 うどんバカ一代』という変わった名前の店です。歩くこと20分、一杯のぼりがはためいて誰でも直ぐにわかります。昼はかけだったので、ここは「ぶっかけの中」をオーダー。なんとこれが大盛り。たぶん2玉はあるでしょう。食べる前からお腹一杯です。「ぶっかけの大」を頼んだ人を見ると器がはんぱではありませんでした。

さすが瓦町、きれいなオネエさんがたくさんいます

ガイドブックには見つけにくい、とあったのに。嘘つき!

”ぶっかけ中”の量ははんぱではありません

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